【元消防職員・防災士が解説】正月は「入浴中の事故」が急増します

年末年始は湯船につかって疲れを癒したい季節。

しかし、冬は「入浴中の意識消失」「ヒートショック」による救急搬送・死亡事故が年間で最も多くなります。

特に注意すべき原因は3つ。

✅ 気温差で血圧が急変(ヒートショック)

✅ 長湯や熱い湯での脱水・脳貧血

✅ 飲酒後の入浴

「気持ちいいから…」で入ってしまう方が多いですが、実は最も危険な組み合わせです。

危険サインをチェックしよう

以下のサインが一つでもある場合、湯船に入らない方が安全です。

  • お酒を飲んだ直後
  • 頭がボーっとする、眠気が強い
  • 食後すぐ(血圧変動が起こりやすい)
  • 脱衣所が冷え切っている
  • お風呂のお湯が42℃以上
  • 長湯しがちな家族がいる(高齢者・持病あり)

特に 「飲酒 × 熱い湯 × 一人で入浴」 は非常に危険。

気を失って溺れるリスクが一気に高まります。

温度と順番を整えるだけで事故は防げます

ポイントは3つだけ。

✅ ① 温度設定は「41℃以下」

熱いお湯は血圧が急上昇 → 急激に低下して失神することがあります。

40℃前後で「ぬるめ」が安全。

✅ ② 脱衣所と浴室を温める

気温差が10℃以上あるとヒートショックリスクが急上昇。

  • 暖房器具
  • 浴室暖房
  • 追い焚きで浴室の蒸気をためて温める

たったこれだけで事故リスクは大幅に下がります。

✅ ③ 先にかけ湯 → 体を慣らしてから湯船へ

いきなり肩まで浸かるのはNG。

足→腕→肩と徐々に血管を慣らすのが安全です。

家族の「見守り」が命を守ります

冬場の入浴は 一人にしないことが最強の対策 です。

  • 高齢者は「声かけ」してからお風呂へ
  • 長湯しやすい家族はタイマーを設定
  • 深酒した日はシャワーだけ、または翌朝
  • トイレや脱衣所のドアを開けておくと安心
  • 入浴中、15分以上出てこなければ声がけ

とくに正月は家族が集まっているからこそ、事故を防げるタイミング。

今日からできる「1分チェックリスト」

✅ お風呂の温度は41℃以下

✅ 脱衣所・浴室を温める

✅ 入る前にかけ湯

✅ 長湯禁止(10〜15分以内)

✅ 飲酒後は入らない!

✅ 家族の声かけ

たったこれだけで、多くの事故が防げます。

正月のリラックスを「安全」で終わらせよう

寒い冬のお風呂は最高の癒やし。

だからこそ、少しの油断が命取りになります。

特に、飲酒後は無理しない。

朝まで待てば安全です。

家族で声を掛け合って、楽しいお正月を過ごしてくださいね。

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