子どもがいる家庭の避難は、
✅ 持ち運ぶ荷物が多い
✅ 泣きやすい・不安になりやすい
✅ 服・食事・トイレが大人と違う
だからこそ、必要な防災グッズも「一般家庭」とは大きく違います。
実際の災害現場や避難所で、“これがあって助かった”という声が特に多かったアイテムをランキング形式で紹介します。
✅ 第1位:オムツ・おしりふき・ビニール袋
乳幼児がいる家庭では、これが最優先。
避難所ではサイズが合うオムツが不足することが非常に多く、配布が始まっても数に限りがあります。
ビニール袋は、オムツ・嘔吐物・汚れ物など何でも使えます。
(ゴミ問題でトラブルが起きることも多いので「におい対策袋」も便利)
✅ 第2位:抱っこ紐(災害時はベビーカーより安定)
避難所や道路は段差・瓦礫・ぬかるみが多く、ベビーカーが動かない場面が頻発。
「抱っこ紐で両手が使える」のが大きな強みです。
- 荷物が多い
- 長距離移動
- 階段や混雑
どの状況でも、抱っこ紐の方が圧倒的に安全・機動力が高いです。
✅ 第3位:非常用ミルク(液体ミルク・使い捨て哺乳瓶)
粉ミルクは
- お湯が沸かない
- 哺乳瓶が洗えない
- 手が洗えない
避難所や車中泊では現実的に難しい場面が多く、「常温で飲める液体ミルク」があると一気に安心度が上がります。
使い捨ての哺乳瓶も衛生面で安心。
✅ 第4位:子ども用の飲み物&お菓子(メンタル面で効果大)
避難所生活は想像以上にストレスが大きいです。
泣き止まない、眠れない、場所見知り…子どもは不安が爆発しやすい。
お気に入りのお菓子・ジュース・ふりかけ・レトルトご飯だけで、精神的な安定や食べ渋りが改善します。
✅ 第5位:上着・替えの下着・靴下(大人より多めに)
避難所は
- 床が冷たい
- 寝具が不足
- 暖房が弱い
- 洗濯できない
子どもはすぐ汗をかき、すぐ濡れ、すぐ汚れます。
「靴下」と「下着」は多めに入れて正解です。
✅ 第6位:モバイルバッテリー(家族連絡・動画・ライト)
「スマホ=命のツール」。
連絡・安否確認・情報収集・ライト・子どもの暇つぶし…すべて使えます。
動画や知育アプリは、子どもの泣き止ませに大きく役立ちます。
✅ 第7位:子どもの医薬品・常備薬・母子手帳
- アレルギー薬
- 解熱剤
- 予備の処方薬
- 絆創膏
- 体温計
避難所の薬は種類が限られ、子ども用は不足しがち。
母子手帳があると、けがや持病の情報共有にも役立ちます。
✅ 第8位:ヘッドライト(両手が空くライト)
避難時や夜間の避難所で、子どもと手をつなぐためにも両手が空くライトが最強。
スマホのライトだけでは足元と子どもの両方を見られません。
✅ 第9位:レジャーシート・耳栓・子ども用毛布
避難所は「音・光・人の気配」があり、子どもは眠れず疲れが溜まります。
- 仕切りになるレジャーシート
- 寒さ対策の毛布
- 大人の睡眠用に耳栓
メンタルケアに直結します。
✅ 第10位:子どもの好きな小物・おもちゃ・ぬいぐるみ
不安が強い子でも、お気に入りがあると安心が生まれる。
100均の軽いおもちゃで十分です。
✅ 家庭でそろえるチェックリスト(コピペOK)
- オムツ・おしりふき・袋
- 抱っこ紐
- 液体ミルク・使い捨て哺乳瓶
- 子どもの飲み物・お菓子
- 替えの下着・靴下・毛布
- モバイルバッテリー
- 常備薬・母子手帳
- ヘッドライト
- レジャーシート・耳栓
- お気に入りグッズ
「大人の防災」と「子どもの防災」は違います。
**子どもは“守る対象”ではなく、“守る環境を整える対象”**です。
最後に:守るのは命だけじゃない、「安心」もです
避難所で一番困るのは、
“泣き止まない・眠れない・不安で震えている子ども”を前に、
親が何もできなくなること。
小さな準備が、子どもと家族の心を守ります。
家に1つ、車に1つ、実家にも1つ。
「子ども用の防災キット」を作っておくと安心です。

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