防災トイレの中でも、近年注目されているのが段ボールトイレです。
見た目は簡素ですが、実際の災害現場や避難生活では重要な役割を果たします。
ここでは、段ボールトイレのメリットとデメリットを整理します。
■① 段ボールトイレとは何か
段ボールトイレは、段ボール製の便座や箱に袋式トイレを組み合わせて使う簡易トイレです。
工具不要で組み立てられ、在宅避難や避難所での使用を想定しています。
「座って使える」ことが最大の特徴です。
■② メリット① 姿勢が安定しやすい
床にしゃがむ必要がなく、普段のトイレに近い姿勢で使えます。
高齢者や子ども、足腰に不安がある人でも使いやすい点は大きな利点です。
転倒リスクを下げられるのも重要なポイントです。
■③ メリット② プライバシーを確保しやすい
段ボールトイレは、衝立や簡易個室と組み合わせやすいです。
視線や音を遮りやすく、心理的な負担を軽減できます。
避難所や在宅避難での安心感につながります。
■④ メリット③ 水を使わず衛生管理がしやすい
袋と凝固剤を使うため、水を使わずに排泄処理ができます。
上下水道が止まっている状況でも使用可能です。
衛生環境を保ちやすい点は、防災上の大きな強みです。
■⑤ デメリット① 保管スペースを取る
段ボールトイレは、袋単体に比べてかさばります。
収納場所を確保できないと、備えにくいと感じる家庭もあります。
事前に置き場所を考えておく必要があります。
■⑥ デメリット② 耐久性に限界がある
段ボール製のため、水濡れや過度な荷重には弱いです。
繰り返し使うと、劣化や変形が起こる場合があります。
使用回数や保管環境に注意が必要です。
■⑦ デメリット③ 組み立てが必要
緊急時に初めて組み立てると、戸惑うことがあります。
説明書を事前に確認し、一度試しておくと安心です。
慣れていないと、設置に時間がかかる場合があります。
■⑧ 段ボールトイレは「環境を整える道具」
段ボールトイレは、単体で完結するものではありません。
袋式トイレや凝固剤と組み合わせて初めて力を発揮します。
排泄環境を整えるための「土台」と考えると分かりやすいです。
段ボールトイレには、はっきりとしたメリットとデメリットがあります。
特に在宅避難や高齢者がいる家庭では、心強い選択肢になります。
自分の生活環境に合うかどうかを考えたうえで、備えとして検討してみましょう。

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