【防災士が解説】防災×トイレ|防災トイレの耐荷重問題

防災トイレを選ぶ際、見落とされがちなのが「耐荷重」です。
見た目が簡単そうでも、体重を支えられなければ事故につながります。
特に災害時は、暗さや疲労でバランスを崩しやすく、耐荷重は安全性に直結します。


■① 耐荷重は「安全に座れるか」の基準

耐荷重とは、トイレが安全に支えられる体重の目安です。
これを超えると、破損や転倒のリスクが高まります。
非常時こそ、安定して使えることが重要です。


■② 袋式トイレ単体には耐荷重の概念がない

袋式防災トイレは、あくまで消耗品です。
耐荷重は、便器・段ボール便座・椅子など、
「体重を支える部分」によって決まります。
ここを勘違いすると事故につながります。


■③ 段ボールトイレは商品ごとに差がある

段ボールトイレは、耐荷重が明記されているものが多いです。
100kg以上に対応している商品もありますが、すべてではありません。
必ず仕様を確認する必要があります。


■④ 自作トイレは耐荷重が最大の不安点

バケツや簡易箱を使った自作トイレは、
見た目以上に耐荷重が弱い場合があります。
特に座面がたわむ構造は、破損しやすく危険です。


■⑤ 高齢者・体格の大きい人ほど注意が必要

耐荷重不足は、誰にとっても危険ですが、
体重が重い人や、座る・立つ動作が不安定な人ほど影響を受けます。
転倒は、災害時に致命的なケガにつながります。


■⑥ 夜間・停電時はリスクが増す

暗い中での使用は、座る位置がずれやすくなります。
耐荷重に余裕がないと、少しのズレで破損します。
耐荷重は「余裕を持って考える」が基本です。


■⑦ 耐荷重は「表示がある商品」を選ぶ

防災トイレを選ぶ際は、
耐荷重が明記されている商品を優先します。
表示がないものは、非常時の主役には向きません。


■⑧ 安全性は快適さ以上に優先される

臭いや使い勝手も大切ですが、
まず守るべきは「ケガをしないこと」です。
耐荷重を軽視しないことが、防災トイレ選びの基本です。


防災トイレの耐荷重問題は、普段は意識されにくいポイントです。
しかし災害時には、安全性を左右する重要な要素になります。
「座れる」ではなく「安全に座れるか」を基準に備えることが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました