【防災士が解説】防災×女性|避難所での盗難・トラブルを防ぐ工夫

避難所では、
善意と不安が同時に存在します。
その中で起きやすいのが、
盗難や小さなトラブルです。
被災地では、
「大きな事件ではないけれど、心が削られた」
という声を多く聞きました。
未然に防ぐための現実的な工夫を整理します。


■① 盗難は「隙がある時」に起きる

避難所での盗難は、
悪意よりも隙につけ込む形で起きやすいのが特徴です。
寝ている間、
トイレに行っている間、
荷物から目を離した一瞬が狙われます。

被災地では、
「少し席を外しただけで無くなった」
という例が実際にありました。


■② 荷物は「最小限・一体化」が基本

荷物を広げすぎるほど、
管理は難しくなります。
貴重品、下着、
女性特有の用品は、
必ず一つのバッグにまとめ、
常に手の届く範囲に置きます。


■③ 見えない工夫が盗難防止になる

中身が分かりにくい袋、
目立たない色のポーチを使うことで、
「狙われにくい荷物」になります。
高価そうに見える物は、
避難所では逆効果になることもあります。


■④ 就寝時の置き方を決めておく

寝る時に荷物の位置を決めておくと、
盗難だけでなく不安も減ります。
頭の近く、
体の下、
抱えられる位置など、
「触れれば分かる場所」が理想です。

被災地では、
この工夫だけで安心して眠れるようになった
女性がいました。


■⑤ トラブルは「小さな違和感」から始まる

避難所のトラブルは、
大きな衝突よりも、
小さな誤解や不満の積み重ねから起きます。
荷物の位置、音、視線など、
違和感を放置しないことが大切です。


■⑥ 無理に我慢しない・距離を取る

「波風を立てたくない」
という気持ちから我慢すると、
ストレスが一気に膨らみます。
被災地では、
早めに場所を変えたことで
トラブルを回避できた例が多くありました。


■⑦ 声をかけ合える関係を作る

軽い挨拶や会話があるだけで、
盗難やトラブルは起きにくくなります。
人のつながりは、
最も身近な防犯対策です。


■⑧ 夜間は特に「管理」を意識する

夜は、
判断力も周囲の目も弱まります。
荷物を減らす、
位置を確認する、
必要以上に動かない。
この意識が、
盗難・トラブル防止につながります。


■⑨ 盗難・トラブルは「運」ではない

被災地で感じたのは、
盗難やトラブルに遭った人と、
そうでない人の差は
事前の意識と工夫だったということです。
完全に防ぐことはできなくても、
減らすことはできます。


避難所での盗難やトラブルは、
命の危険がなくても
心を大きく消耗させます。
だからこそ、
「起きてから考える」のではなく、
最初から防ぐ行動を選ぶことが大切です。
女性の防災では、
安心して過ごすための小さな工夫が
大きな支えになります。

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