災害時、
女性は自分でも気づかないうちに
「我慢」を選び続けてしまうことがあります。
被災地では、
この我慢が体調悪化やメンタル低下につながる場面を
何度も見てきました。
なぜ女性は我慢しがちになるのか、その心理を整理します。
■① 「迷惑をかけたくない」が先に立つ
女性は、
周囲の状況や感情を敏感に読み取り、
自分の要求を後回しにしがちです。
災害時も、
「今は言うタイミングじゃない」
と飲み込んでしまいます。
被災地では、
体調が悪くても
「みんな大変だから」と黙っていた女性が多くいました。
■② 非常時でも「役割」を守ろうとする
母親、妻、娘、世話役。
女性は非常時でも
自分の役割を崩さないようにします。
その結果、
自分の疲れや不安を後回しにしてしまいます。
■③ 我慢することが「正解」だと思ってしまう
日本社会では、
我慢=美徳
という価値観が根強くあります。
災害時も、
我慢している自分を
「ちゃんとしている」と評価してしまいがちです。
被災地では、
限界まで我慢してから体調を崩すケースがありました。
■④ 小さな不調を軽く見てしまう
「これくらい大丈夫」
「そのうち治る」
と感じているうちに、
不調が積み重なります。
女性は特に、
自分の不調を軽視しやすい傾向があります。
■⑤ 比較の中で自分を下に置く
周囲に
「もっと大変そうな人」がいると、
自分のつらさを
取るに足らないものだと感じてしまいます。
しかし、
つらさは比べるものではありません。
■⑥ 弱音を吐く場所がない
避難所では、
落ち着いて話せる相手や時間がなく、
弱音を吐く機会が減ります。
言葉にできない感情は、
内側に溜まり続けます。
被災地では、
「話せた瞬間に涙が止まらなくなった」
という女性が多くいました。
■⑦ 我慢は「静かに」限界を超える
我慢は、
大きな爆発ではなく、
静かに限界を超えます。
気づいた時には、
心も体も動かなくなっていることがあります。
■⑧ 我慢しないことは防災行動
女性が我慢しがちになる心理を知ることは、
自分を責めないための第一歩です。
我慢をやめることは、
わがままではありません。
命と生活を守るための、
正しい防災行動です。
災害時、
我慢している女性ほど
周囲からは「落ち着いている人」に見えます。
しかしその内側では、
静かに負担が積み重なっています。
女性の防災では、
「我慢しない選択肢」を
最初から持っておくことが重要です。

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