防災の備蓄というと、「一度そろえたら終わり」と思われがちです。
しかし被災地で実感したのは、季節が変わると備蓄の正解も変わるという厳しい現実でした。
■① なぜ季節で備蓄品は変わるのか
災害そのものより、人を追い詰めるのは
「暑さ」「寒さ」「湿度」「日照時間」です。
同じ地震でも、
夏と冬では必要な備えがまったく違います。
■② 被災地で見た備蓄ミスマッチ
実際の現場では、こんなことが起きていました。
・夏用の備蓄しかなく、冬に寒さで体調を崩す
・冬用の食料はあっても、夏に食べられない
・季節外れの服ばかりで着替えられない
備えが「間違っている」のではなく、
季節がズレていただけなのです。
■③ 春に見直したい備蓄品
春は気温差が激しい季節です。
・薄手の上着
・アレルギー対策用品
・常温で食べやすい食品
被災地では、朝晩の冷え込みが想像以上でした。
■④ 夏に増やしたい備蓄品
夏の災害は、命に直結します。
・経口補水液
・常温保存できる飲料
・冷却用品、うちわ
被災地では「暑さ」が最大の敵でした。
■⑤ 秋に意識すべき備蓄の切り替え
秋は台風と気温低下が同時に来ます。
・雨対策用品
・防寒インナー
・電池・照明類
季節の移行期ほど、備えが追いつきません。
■⑥ 冬に必須となる備蓄品
冬の被災地は、静かに人を消耗させます。
・防寒具
・温かい飲食物
・断熱シート
寒さは体力と判断力を一気に奪います。
■⑦ 先読み防災としての備蓄
大切なのは、
「今の季節」+「次の季節」を同時に備えること。
被災地では、
一つ先の季節を考えていた人ほど壊れにくかった。
■⑧ 完璧を目指さなくていい
季節ごとに全部そろえる必要はありません。
・1〜2点入れ替える
・食べ物を少し変える
・服を1枚足す
それだけで十分です。
■⑨ 備蓄は固定ではなく循環させる
季節に合わせて使い、入れ替える。
これが「日常更新型防災」です。
■⑩ 一言まとめ
防災備蓄は
「一度そろえるもの」ではなく
季節と一緒に動かすものです。
季節が変わるたびに少し見直す。
それだけで、災害時の苦しさは大きく減ります。

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