年末年始は帰省や旅行などで遠出する人が多い季節です。しかし過去には、この時期に記録的な大雪が発生し、交通機関の乱れや立ち往生が相次いだ事例があります。今回は、冬季移動における安全対策を防災士の視点で解説します。
■① 過去の記録的大雪と影響
2020年12月31日〜2021年1月1日、北陸・東北で“年越し寒波”により高速道路通行止めや鉄道運休が相次ぎました。また2010年12月31日〜2011年1月1日には、山陰・北陸で積雪急増により国道9号で車両立ち往生が発生。解消までに2日間を要しました。
防災士ポイント:年末年始は特に積雪リスクが高く、事前確認が不可欠です。
■② 大雪がもたらす移動リスク
冬型の気圧配置が続くと、シベリア寒気が強まり雪が降りやすくなります。
帰省・旅行での移動者が多い時期に大雪が降ると、高速道路・国道の通行止めや新幹線・在来線・飛行機の遅延・運休が一気に拡大。特に車両での立ち往生は丸一日以上動けなくなる危険もあります。
■③ 出発前の気象・交通情報確認
出発前日だけでなく当日も、天気予報や交通機関の運行情報を確認することが重要です。
寒波の進路や交通規制の予測を把握して、移動日・目的地・移動方法を再検討することが安全につながります。
■④ 車で移動する場合の立ち往生対策
雪の多い地域を車で移動する際は、冬用タイヤやタイヤチェーンの装着が必須です。
立ち往生に備え、車内には以下を用意しておきましょう:
- 毛布・カイロ
- 飲み物・非常食
- スマホ充電器・モバイルバッテリー
- 雪かき用スコップ
- 携帯トイレ
■⑤ 家族や同行者との安全確認
移動中は家族や同行者と連絡手段や緊急時の行動を共有しておくことが安心です。
立ち往生や事故時の対応を事前に話し合い、避難経路や安全な待機場所を決めておきましょう。
■⑥ 緊急時の心構え
万一の立ち往生でも、慌てずに安全確保を優先。
車外に出る場合は、滑りにくい靴と反射材付き服装で身を守り、発熱や低体温に注意してください。
防災士としての経験上、雪での転倒や体調不良は夜間や翌日に発生することが多く、備えの差が命を分けます。
■まとめ|冬季移動時の“ついで防災”ポイント
結論:
年末年始の帰省・旅行では、過去の大雪事例を参考に、気象・交通情報確認、立ち往生対策グッズの準備、家族との安全確認を徹底することで、安心・安全な移動が可能になる。
防災士として、普段と違う場所での災害リスクを意識することが、冬季移動の安全につながります。

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