【防災士が解説】防災×お金|詐欺・金融トラブルから家族を守る実践知

災害対策というと、防災グッズや避難行動が注目されがちです。
しかし現場で痛感するのは、お金のトラブルが生活再建を一気に難しくするという現実です。

今回は、実際に起きている金融トラブルや詐欺事例を通じて、
防災の視点から「お金を守る力」について整理します。


■① 「みんなで大家さん」に見る資金消失の怖さ

不動産投資として広く知られていた案件で、
資金繰りが完全に行き詰まっている実態が明らかになりました。

・多額の資金が集められていた
・にもかかわらず、口座残高は極めて少額
・事業用資産まで差し押さえ

これは、典型的な自転車操業型の構造です。

防災の観点では、
「中身が理解できない仕組み」はそれだけでリスクになります。


■② 高利回り・元本保証は災害級リスク

年利10%以上、元本保証といった言葉は、
一見魅力的に見えますが、成立しません。

実際に、

・最初は利息が支払われる
・途中から理由をつけて止まる
・最終的に資金が消える

という流れは、典型的な構図です。

災害時と同じで、
「うまい話」ほど早く疑う姿勢が命を守ります。


■③ 稼ぐ力と守る力はまったく別

多額の資産を失った人の中には、
事業で成功していた人も少なくありません。

・稼ぐ力
・増やす力
・守る力

この中で一番軽視されがちなのが「守る力」です。

防災でも同じで、
準備を怠った一瞬の油断が致命傷になります。


■④ SNS乗っ取りは現代の二次災害

最近増えているのが、
SNSアカウントを使ったなりすまし被害です。

・焦らせるメッセージ
・公式を装った連絡
・指示通りに動かされる

結果として、

・個人情報流出
・知人への詐欺拡散

と、被害は連鎖します。

これは「デジタル災害」と言っていいレベルです。


■⑤ 偽の有名人・偽コミュニティに注意

SNS広告からLINEグループへ誘導する手口は、
ほぼ例外なく危険です。

AI技術の進化で、

・声
・文章
・雰囲気

が本物そっくりになっています。

防災的には、
公式ルート以外は近づかないが鉄則です。


■⑥ 「稼げます」系スクールは防災的にNG

高額なキャリアスクールや副業講座の多くは、

・再現性が低い
・実績が不透明
・中身が薄い

という特徴があります。

災害時に役立たない高価な装備と同じで、
見た目が良いだけのものは不要です。


■⑦ 交通事故・保険トラブルは弁護士が鍵

相手過失100%の事故でも、

・保険会社は交渉してくれない
・提示額は最低水準

というケースが多くあります。

弁護士を入れることで、

・賠償額
・慰謝料

が大きく変わることも珍しくありません。

これは、
「専門家を使う」という防災判断です。


■⑧ お金の防災は「判断を軽くする」

金融商品、保険、投資、契約。

これらはすべて、

・複雑になるほど判断を鈍らせ
・非常時の選択肢を奪います。

防災に強い家計とは、

・シンプル
・理解できる
・すぐ動ける

構造を持っています。


■まとめ|詐欺を避ける力は防災力

・高利回りを疑う
・仕組みが分からないものは触らない
・有名人を信用しない
・デジタル被害を軽視しない

これらはすべて、防災と同じ考え方です。

お金のトラブルは、
災害後の生活を一気に不安定にします。

平時から「守る力」を鍛えておくことが、
家族を守る最大の備えです。

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