【防災士が解説】防災×救助|災害救助犬が果たす本当の役割と限界

災害現場で活躍する
「災害救助犬」。

ヒーローのように語られることが多いですが、
実際の役割と限界を正しく知ることは
防災の大切な視点です。


■① 災害救助犬とは何か

災害救助犬は、

・地震
・土砂災害
・建物倒壊

などで、
瓦礫の下に取り残された人の
においを探知する専門犬です。

人の声が届かない場所でも、
生存反応を見つけ出します。


■② どんな場面で活躍するのか

災害救助犬が最も力を発揮するのは、

・発災直後
・72時間以内

の初動段階です。

生存率が急激に下がる前に、
「生きている人がいる場所」を
特定する役割を担います。


■③ 災害救助犬ができること

災害救助犬ができるのは、

・人のにおいを探す
・生存の可能性を示す

ことまでです。

実際の救出作業は、
人間の救助隊が行います。


■④ 災害救助犬ができないこと

重要なのは、
災害救助犬は万能ではないという点です。

・瓦礫を動かせない
・救出できない
・すべての場所を探せない

天候・風・地形によっては、
能力が大きく制限されます。


■⑤ 活動できる時間には限界がある

災害救助犬も生き物です。

・暑さ
・寒さ
・粉塵
・ストレス

に弱く、
長時間の活動はできません。

定期的な休憩とケアが不可欠です。


■⑥ 災害救助犬に期待しすぎない

「救助犬が来るから大丈夫」
という考えは危険です。

災害救助犬が来るかどうかは、

・被害規模
・要請状況
・優先順位

によって決まります。

必ず自分の地域に来るとは限りません。


■⑦ 私たちができる現実的な行動

災害救助犬を待つ前に、

・家具固定
・耐震対策
・避難判断

で、
「閉じ込められない」状況を
作ることが最優先です。

救助される前提の防災は、
最も危険な考え方です。


■⑧ 自律型避難との関係

災害救助犬は、
「救助される側」の話です。

一方で防災では、

・早く逃げる
・閉じ込められない
・動かない避難を選ぶ

という
自律型避難の考え方が重要です。

救助が必要になる前に
判断する力こそ最大の備えです。


■まとめ|災害救助犬は最後の希望

災害救助犬は、
命を救う重要な存在です。

しかし、

・万能ではない
・必ず来るわけではない
・限界がある

この現実を知ったうえで、

「救助を待たない防災」
を組み立てることが大切です。

災害救助犬は
最後の希望

最初の備えは、
私たち自身の判断と行動です。

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