クマの目撃や出没は、予告なく突然起こります。
そのとき重要なのは「どう逃げるか」よりも、「最初の10分で何をしないか」です。
判断を誤ると、接触・追跡・室内侵入といった最悪の事態につながります。
■① クマと遭遇する典型的な場面
実際に多いのは、
・自宅周辺の確認
・ゴミ出しや物置の見回り
・犬の散歩や早朝作業
といった“日常行動の延長”です。
油断しているタイミングほど、危険は近づきます。
■② 遭遇直後に起こりがちな判断ミス
現場で多いのは、
「写真を撮ろうとする」
「声を出して追い払おうとする」
「どのくらい近いか確かめに行く」
という行動です。
これらはすべて、クマを刺激し距離を詰める原因になります。
■③ 最初の10分で絶対にやってはいけないこと
遭遇直後は以下を避けてください。
・走って逃げる
・大声を出す
・目を合わせ続ける
・背を向けて慌てて動く
クマは動くものを追う本能があり、急な行動が危険を高めます。
■④ 命を守る正解行動は「距離を取って静かに離れる」
安全な距離が取れる場合は、
・視線を外し
・ゆっくり後退し
・遮蔽物を挟む
ことが基本です。
無理に移動せず、建物や車内に退避できるならそれが最優先です。
■⑤ 住宅地で見かけた場合の判断
自宅周辺でクマを見た場合、
・家に入り鍵をかける
・窓や玄関を開けない
・家族を一か所に集める
・警察や自治体へ通報
自力での対応は不要で、むしろ危険です。
■⑥ 実際に多かった「助かった判断」
過去の事例では、
「確認に行かず通報だけした」
「外出予定を中止した」
「夜明けまで動かなかった」
こうした“何もしない判断”が、被害を防いでいます。
■⑦ 情報共有が次の被害を防ぐ
クマ出没は連続することが多く、
一度の判断が地域全体の安全につながります。
通報や近隣への注意喚起は、二次被害を防ぐ重要な行動です。
■⑧ 迷ったらこの判断|近づかない・刺激しない・任せる
クマ対応で最も確実なのは、
近づかない、刺激しない、専門機関に任せる。
勇気ある撤退と静かな判断が、命を守ります。
クマ出没は「運」ではなく「判断」の問題です。
最初の10分で正しい選択ができるかどうかが、
生死を分ける防災行動になります。

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