【防災士が解説】防災×お金|非常時に差がつく「使う力」という防災スキル

本日のテーマは「使う力」です。
一見すると防災とは無関係に見えますが、実はこの「使う力」こそが、災害時・非常時の生存力や回復力を大きく左右します。

同じ1万円を使っても、
・大きな安心や満足を得られる人
・ほとんど意味のない消費で終わる人
この差は、災害時に如実に表れます。


■① 「使う力」が低いと、防災でも失敗する

防災の現場でよくある失敗があります。

・買ったけど使わない防災グッズ
・高かったけど役に立たなかった装備
・結局、普段の生活で使えず放置

これは「防災意識が低い」以前に、
お金の使い方が他人軸になっていることが原因です。

「みんなが持ってるから」
「良さそうに見えたから」
「不安だからとりあえず」

こうした理由で使ったお金は、満足度も実用性も低くなりがちです。


■② 「使う力」が高い人は、非常時に強い

使う力が高い人は、
・自分が何に安心を感じるか
・何があると落ち着けるか
・何が不要か
を体感的に理解しています。

これは災害時に極めて重要です。

・必要なものを、必要な量だけ選べる
・無駄な買い込みをしない
・環境が変わっても適応が早い

防災とは「備えの量」ではなく、
判断の質です。


■③ 使う力を高める、たった一つの方法

使う力を高める方法はシンプルです。

新しいことに次々と挑戦する(そして、素早くやめる)

これは防災にもそのまま当てはまります。

・使ったことのない防災用品を試す
・非常食を実際に食べてみる
・車中泊や停電想定を一晩体験する
・普段と違う移動手段を使ってみる

「これは良い」と思ったものだけ残し、
「合わない」と思ったものは切り捨てる。

この繰り返しが、
自分に合った防災スタイルを作ります。


■④ 防災×お金では「正解」は人それぞれ

防災にも、お金の使い方にも、
「一般的な正解」はありません。

・高機能グッズが安心な人
・最低限で落ち着く人
・情報があると安心な人
・物があると安心な人

重要なのは、
自分がどう感じるかです。

世間体やSNS映えを基準にした備えは、
災害時に役に立たないことが多いです。


■⑤ お試し支出には「防災予算」を持つ

新しいことに挑戦するには、予算が必要です。

おすすめは、
収入ではなく、資産を基準にすること

目安としては、
・資産の1〜3%を年間のお試し支出にする

この中に、
・防災用品の試用
・備蓄の見直し
・非常時体験
を含めてしまえばいい。

これは浪費ではなく、
防災訓練への投資です。


■⑥ 貯めるだけでは、防災にならない

資産が増えてくると、
お金を使うことに罪悪感が生まれがちです。

ですが、防災の視点では逆です。

・使えないお金
・試していない備え
・体験していない想定

これらは、非常時には機能しません。

お金も、防災も、
使ってこそ意味がある


■⑦ 災害時に強い人の共通点

災害対応がうまい人には共通点があります。

・試行錯誤の経験が多い
・完璧を目指さない
・自分の感覚を信じている

これはすべて、
「使う力」を鍛えてきた結果です。


■⑧ まとめ|「使う力」は立派な防災力

今日の結論です。

・使う力は、防災力である
・新しい体験が判断力を鍛える
・お試し支出は無駄ではない
・自分軸の備えが、生存率を上げる

防災とは、
モノを集めることではありません。

使い、試し、捨てる力を身につけることです。

「使う力」を高めることは、
非常時に自分と家族を守る、最も静かで確実な備えです。

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