防災について学び始めると、
「全部知っておかないと不安」
「覚えていないと役に立たない」
そう感じてしまう人は少なくありません。
しかし被災地や災害対応の現場で何度も見たのは、
情報を詰め込みすぎた人ほど、非常時に動けなかったという現実でした。
■① 非常時に記憶は思ったほど使えない
災害時は、
・強い緊張
・睡眠不足
・感情の揺れ
が重なります。
この状態では、
普段覚えていた知識が
思い出せなくなることが珍しくありません。
■② 被災地で見た「覚えていたのに使えなかった知識」
現場で多かったのは、
・手順は知っているが動けない
・情報が多すぎて迷う
・何からやればいいか分からない
という状態でした。
知識量が多いほど、
判断が重くなることがあります。
■③ 防災で必要なのは「覚えること」ではない
助かっていた人ほど、
・行動の優先順位を知っている
・確認先を決めている
・迷ったら安全側に倒す
判断ができていました。
防災では、
暗記より仕組みが重要です。
■④ 情報過多は不安を増やす
防災情報を詰め込みすぎると、
・できていないことが目につく
・不安が増える
・防災が嫌になる
状態になりがちです。
情報は、多ければ良いわけではありません。
■⑤ 防災士として現場で確信したこと
冷静に行動できていた人ほど、
・最低限の判断軸だけ持っていた
・分からないことは聞いた
・資料や人に頼った
という共通点がありました。
覚えていなくても、助かります。
■⑥ 今日からできる“覚えない防災”
おすすめは、
・判断基準を1〜2個決める
・確認先をスマホに保存
・紙にメモしておく
これだけで十分です。
思い出さなくていい状態を作りましょう。
■⑦ 迷ったらこの判断|今すぐ行動に使えるか
迷ったときは、
「この情報は今の行動に使えるか」
を自分に問いかけてください。
使えないなら、
今は覚えなくていい情報です。
■⑧ 防災は“思い出さなくていい仕組み”
防災の目的は、
非常時に知識を披露することではありません。
迷わず動ける状態を
事前につくることです。
防災とは、
情報を詰め込むことではなく
判断を軽くする準備です。
全部覚えない
頼れる仕組みを作る
必要な分だけ持つ
その防災こそが、
被災地で一番機能していました。

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