【元消防職員が解説】防災×三が日|「いつも通り」が通用しない不便さを体験する災害シミュレーション

三が日は、
日常が一時的に止まる数少ない期間です。

被災地で感じたのは、
「想像以上に“いつも通り”ができない」という現実でした。

三が日は、
その感覚を安全に体験できる貴重な機会です。


■① 三が日は「頼れない前提」で考える日

被災地では、

・誰かがすぐ助けてくれる
・業者がすぐ来る
・行政がすぐ動く

こうした前提が一気に崩れます。

三が日も同じです。

・お店が閉まっている
・電話がつながりにくい
・人が動いていない

この「頼れない感覚」を意識するだけで、防災の視点が変わります。


■② 「後でやる」が通用しない不便さ

被災地で何度も聞いた言葉があります。

「そのうち何とかなると思っていた」

三が日は、

・買い足しは後で
・補充は連休明け
・確認は時間がある時

こうした考えが通用しません。

今できないことは、
数日できない。

この感覚を体で理解することが大切です。


■③ トイレ・水の不便さを想像する

被災地で最も早く困るのが、

・トイレ
・水

三が日に一度、

・水を無駄に使っていないか
・トイレが使えなくなったらどうするか

を家族で話してみてください。

被災地では、
「トイレが使えない不安」が生活の質を一気に下げました。


■④ 暇と不安が増幅する時間帯

災害時は、

・やることがない
・時間だけが過ぎる
・不安が膨らむ

という状態になりがちです。

三が日の「手持ち無沙汰な時間」は、
災害時の心理状態に近いものがあります。

この時間をどう過ごすかも、
立派な防災です。


■⑤ 子ども・高齢者が感じる不便さ

被災地では、

・子どもが退屈で不安定になる
・高齢者が環境変化に疲れる

という場面を多く見ました。

三が日に、

・子どもが何に困るか
・高齢者が何を不安に感じるか

を観察してみてください。

それが、そのまま災害対策のヒントになります。


■⑥ 三が日は「やらなくていい防災」に気づく

被災地で学んだのは、

全部やろうとすると続かない
という現実です。

三が日の不便さを通して、

・本当に必要なもの
・なくても何とかなるもの

を仕分けできれば十分です。


■⑦ 三が日は防災を生活に落とし込む日

防災は、
特別な訓練ではありません。

生活の延長にあります。

三が日は、
生活が少し不便になる分、
災害を想像しやすい。

何かを買わなくても、
大きな準備をしなくても、

「不便さに気づく」

それだけで、
防災は一歩前に進みます。

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