三が日は、
防災にとって「特別な期間」です。
理由はシンプルで、
家族がそろい、時間に余裕があり、
真面目な話もしやすいからです。
被災地で何度も感じたのは、
「家族で一度でも話していたかどうか」が
行動の速さと迷いの少なさを決定的に分けていた
という現実でした。
■① 防災は“集まれる時”にしか進まない
被災地ではよく聞きました。
「落ち着いたら話そうと思っていた」
「また今度にしようと言っていた」
その“今度”は、
災害が起きるまで来ませんでした。
三が日は、
家族全員が同じ場所・同じ空気で話せる
数少ないチャンスです。
この機会を逃すと、
次はいつになるか分かりません。
■② 家族会議は5分でいい
被災地で役に立っていた家族ほど、
実は話し合いが短くシンプルでした。
三が日の家族会議は、
・5分
・結論が曖昧でもOK
・雑談の延長
これで十分です。
大事なのは
「話した事実」が残ること。
■③ 話すべきは“起きた後”の話
多くの家庭が間違えやすいのが、
・何を買うか
・何を備えるか
ばかり話してしまうことです。
被災地で本当に差が出たのは、
・誰が誰を迎えに行くか
・連絡が取れない時どうするか
・どこで合流するか
という「行動の話」でした。
三が日は、
起きた後の話を優先してください。
■④ 子どもを“聞き役”にしない
被災地で見た光景です。
・大人だけで決めていた
・子どもが内容を知らなかった
・判断できず動けなかった
家族会議では、
子どもに説明するだけでなく
子どもに質問してください。
「どうすると思う?」
この一言が、
自分で考える力を育てます。
■⑤ 高齢者の本音が聞けるのも三が日
被災地では、
「迷惑をかけたくなかった」
「言い出せなかった」
と話す高齢者が多くいました。
三が日の穏やかな雰囲気だからこそ、
・どこが不安か
・何が一番つらいか
を聞き出しやすくなります。
これも立派な防災です。
■⑥ 正解を決めなくていい
被災地で助かった家族は、
完璧な計画を持っていたわけではありません。
共通していたのは、
「一度話していた」
「考えた記憶があった」
という点です。
三が日の家族会議は、
正解探しではなく
“考えた経験”を残す場です。
■⑦ 三が日は防災のスタートライン
防災は、
特別なことではありません。
三が日に、
「もし今だったらどうする?」
と一度だけ話す。
それだけで、
家族の行動は確実に変わります。
三が日は、
家族防災を始める
最高のチャンスです。

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