防災大学校(仮称)の構想の中で、もう一つの柱になるのが
AI(人工知能)の本格活用です。
これは「最先端だから導入する」という話ではありません。
目的はただ一つ。
人が迷わず動ける状態をつくることです。
■① 災害時、人はなぜ判断できなくなるのか
現場で何度も見てきました。
・情報が多すぎる
・正解が分からない
・責任を負いたくない
この3つが重なると、人は止まります。
知識が足りないのではなく、
判断コストが高すぎるのが原因です。
■② 防災におけるAIの本当の役割
防災AIの役割は、
・予測を当てること
・完璧な答えを出すこと
ではありません。
本質は、
・選択肢を減らす
・優先順位を示す
・「今やらなくていい」を明確にする
つまり、判断を軽くする補助輪です。
■③ 防災大学校で育てる「AIを使える人」
重要なのは、
AIを“信じる人”ではなく、
AIを使いこなせる人を育てること。
防災大学校で必要なのは、
・AIの限界を知る
・データの偏りを理解する
・最終判断は人が行う
という姿勢です。
AIは司令官ではなく、副官です。
■④ 現場で活きるAI活用の具体像
想定される活用例はこうです。
・避難判断の優先順位提示
・被害想定の即時可視化
・物資配分の最適化
・救助リソースの割り振り
これらを数秒で整理できるだけで、
現場の混乱は大きく減ります。
■⑤ 住民側のAI活用も前提にする
AIは行政や専門家だけのものではありません。
住民一人ひとりが、
・自分の地域リスクを知る
・避難タイミングを確認する
・家族の行動を整理する
ための防災スマホとして使う時代になります。
防災大学校は、
「住民×AI」の使い方も設計する役割を担います。
■⑥ AIがあっても、最後は人が決める
勘違いしてはいけないのは、
AIがあるから安全になる
という考え方です。
AIは、
・判断材料を整える
・迷いを減らす
だけで、
逃げるかどうかを決めるのは人です。
この責任の所在を、
防災大学校では徹底して教える必要があります。
■⑦ AI時代の防災教育のゴール
防災大学校が目指すのは、
・AIに従う人
ではなく
・AIと対話できる人
です。
AIを使いながらも、
・過信しない
・依存しない
・最後は自分で決める
この姿勢こそが、
自律型避難とAIを両立させます。
■まとめ|防災大学校×AIが変える未来
防災大学校にAIが組み込まれることで、
・判断は速く
・行動は静かに
・混乱は最小限に
なっていきます。
AIは、防災を「高度化」する道具ではなく、
人間らしい判断を取り戻す道具です。
防災大学校は、
AIと共存する新しい防災文化の出発点になります。

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