【防災士が解説】避難所で必要なのは「心の避難」を支えるグッズ

避難所生活で本当に消耗するのは、
食料や水だけではない。

・音
・人の多さ
・プライバシーのなさ
・我慢の連続

これらが重なることで、
心は静かに疲弊していく。

だからこそ重要なのが、
「心の避難」を支えるグッズ だ。


■① 避難所では「心が休まらない」

避難所は安全な場所だが、
安心できる場所とは限らない。

・常に人の気配がある
・自分のペースを保てない
・弱音を吐きにくい

この状態が続くと、
眠れない・イライラする・無気力になるなど、
心の不調が表れやすくなる。


■② 心の避難とは「一時的に距離を取ること」

心の避難とは、
逃げることでも、わがままでもない。

・刺激から距離を取る
・自分だけの時間をつくる
・感情を落ち着かせる

心を守るための行動 だ。

そのためには、
環境を少し変えられるグッズが役に立つ。


■③ 音から離れるためのグッズ

避難所で最も多いストレス源が「音」。

・話し声
・足音
・いびき
・アナウンス

これを和らげるだけで、
心の負担は大きく減る。

・耳栓
・ノイズを遮るイヤホン
・環境音を流せるスマホ

完全に遮断しなくても、
「和らげる」だけで十分効果がある。


■④ 視線から守るグッズ

常に見られている感覚は、
無意識に人を疲れさせる。

・アイマスク
・フード付き上着
・簡易パーテーション

これらは、
「自分の世界に戻るスイッチ」になる。


■⑤ 触覚を落ち着かせるグッズ

肌に触れる感覚も、
心の安定に直結する。

・使い慣れたタオル
・薄手のブランケット
・柔らかい服

避難服という考え方で、
着心地の良さ=心の安全 を確保する。


■⑥ 気持ちを切り替える小さな習慣グッズ

大きな楽しみはなくても、
小さな「いつも通り」は心を支える。

・お気に入りの飲み物
・香りのするもの
・日記やメモ帳

非日常の中に、
日常の断片を持ち込むことが大切だ。


■⑦ 「誰にも見せない」安心感をつくる

避難所では、
強くいなければいけない空気が生まれやすい。

だからこそ、
誰にも見せない安心を用意する。

・個人的な写真
・メッセージ
・一人で見られるコンテンツ

心が弱ったときに、
そっと支えてくれる存在になる。


■⑧ 心の避難は命を守る防災

心が壊れると、
判断力が落ち、行動が遅れる。

それは、
命のリスクに直結する。

心の避難グッズは、
ぜいたく品ではなく 防災用品 だ。


■⑨ 今日できる最小の備え

・防災バッグに「心用」の物を1つ入れる
・普段使っている安心グッズを意識する
・「心も守っていい」と家族で共有する

それだけで、
避難生活の質は大きく変わる。


避難所では、
体だけでなく心も避難させていい。

それを支える備えが、
これからの防災には欠かせない。

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