【防災士が解説】防災×持ち出し袋|防災セットは100均でどこまで揃う?女性目線で最適化する衛生・生理・防犯の備え

防災セットというと「基本セットを買えば安心」と思われがちですが、実際の避難生活ではそれだけでは足りません。
とくに女性は、衛生・生理・乾燥・防犯といった“生活の困りごと”が先に表面化します。

今回のテーマは、防災セットを「基本+自分用の足し算」で組み直すこと。
そして、その多くが100円ショップでどこまで代替できるのかを現実的に考えます。


■① 防災は「基本+自分用の足し算」が重要

非常用持ち出し袋の基本は、すでに多くの人が知っています。

・水
・非常食
・ライト
・救急用品
・貴重品

しかし、災害直後に困るのは「生活の崩れ」です。

・入浴できない
・洗濯できない
・トイレが落ち着かない

この部分をどう補うかが、避難生活の質と体調を左右します。


■② 持ち出し袋は「女性の生活導線」で組み直す

私が防災準備を見直すときに意識しているのは、次の3ステップです。

1)基本セットが入っているかを確認する
2)避難所や車中で「絶対に困りたくないこと」を3つ書き出す
3)その困りごとに直結する小物を“少量でも確実に”入れる

量よりも「確実に使えること」を重視します。


■③ 100均で揃えやすい4つの重要カテゴリ

1)衛生(におい・かぶれ・清潔を守る)

避難生活で最も早く影響が出るのが衛生面です。
100均でも、次のようなアイテムは十分に揃います。

・使い捨てナプキン/パンティライナー
・黒いポリ袋(中身が見えない・消臭対策)
・携帯用ビデ
・ウェットティッシュ/除菌シート

ポイントはトイレに行く時にまとめて持てるよう、小ポーチに一式で固めることです。


2)スキンケア(乾燥ストレスを最小限に)

避難所は乾燥しやすく、肌荒れが積み重なると体調にも影響します。

私は次の3点に絞っています。

・リップクリーム
・ハンドクリーム
・小さな保湿アイテム

「全部完璧に」ではなく、ストレスを下げる最低限が現実的です。


3)防犯(“小さく鳴らせる”安心)

避難所では、女性を狙った犯罪が過去に報告されています。
単独行動を避けるのが基本ですが、備えとして次を入れます。

・防犯ホイッスル
・小型ライト

声が出せない状況でも助けを呼べること、
夜間やトイレ移動で手元を照らせることが安心につながります。


4)口腔ケア(見落とされがちな衛生対策)

水が限られると歯みがきは後回しになりがちです。

・歯ブラシ
・水なしで使える口腔ケアシート

口の不快感は、体調低下や感染症リスクにもつながります。
口腔ケアは決して贅沢ではありません。


■④ 100均では補いにくいものもある

多くの衛生用品は100均で代替できますが、次のようなものは注意が必要です。

・常備薬
・処方薬
・体質に合う医薬品

これらはドラッグストアでの準備が前提になります。


■⑤ 防災アプリは「少数精鋭」で使う

アプリを入れすぎると通知に埋もれます。
私は2つだけに絞っています。

・警報や避難情報が届きやすいもの
・状況を落ち着いて確認できるもの

平時から通知をONにして、見慣れておくことが重要です。


■⑥ 100均防災のコツは「運用」

買って終わりでは意味がありません。

・ポーチで一式化する
・季節ごとに入れ替える
・使ったら必ず補充する

衛生用品は消耗前提です。
月1回の点検日を決めておくと、忘れずに回せます。


■⑦ まとめ:防災セットは“私仕様”にする

防災は画一的な正解があるわけではありません。

・自分は何に弱いか
・何があると落ち着くか
・何がないと困るか

それを考えて足し算することで、
防災セットは「本当に役立つ持ち出し袋」になります。

100均は、その最適化を支えてくれる強い味方です。

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