【防災士が解説】もらってうれしい防災グッズとは?危機管理展で見えた最新ノベルティ事情

「防災=堅苦しい」「非常用=特別なもの」
そんなイメージが、少しずつ変わり始めています。

東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展 RISCON TOKYO」では、
“もらってうれしい防災グッズ”をノベルティとして活用する流れが、はっきりと見えてきました。

防災を日常に近づけるために、企業や自治体は今、どんな工夫をしているのか。
展示会で見えてきたポイントを整理します。


■① 防災ノベルティが注目される理由

従来のノベルティは、
・文房具
・エコバッグ
・販促用雑貨
が中心でした。

しかし近年は、
「実際に役立つもの」「いざという時に使えるもの」が強く求められています。

防災グッズは
・実用性が高い
・保管しても無駄になりにくい
・“もしも”を考えるきっかけになる

この3点を満たすため、ノベルティとの相性が非常に良いのです。


■② 会場で目立っていた“プチ防災グッズ”

RISCON会場では、大型の防災機材や自治体向け資機材と並び、
コンパクトで配布しやすい防災グッズが数多く展示されていました。

特に印象的だったのが以下のタイプです。

・ミニ防災ポーチ
・携帯用ホイッスル
・LEDライト(カラビナ付き)
・簡易トイレ(名刺を差し込める仕様)

どれも「小さい」「軽い」「説明しなくても使い方が分かる」ことが共通点です。


■③ 名刺と一体化する“伝わる防災ノベルティ”

中でも注目されたのが、
名刺を差し込んで配布できる防災グッズです。

・名刺+携帯トイレ
・名刺+防災ポーチ

単なる販促物ではなく、
「企業の防災意識」や「想い」が一緒に手渡される設計になっています。

受け取った側も
「捨てにくい」「保管しやすい」「意味が分かる」
という点で、記憶に残りやすいのが特徴です。


■④ “かわいい・おしゃれ”が防災を近づける

展示されていた防災ノベルティの多くは、
一見すると防災用品に見えないデザインでした。

・キャラクター付きポーチ
・落ち着いた色味のライト
・日常に溶け込むパッケージ

これにより、防災は
「特別な備え」から「日常の延長」へと位置づけが変わります。

防災意識は、押しつけるよりも
“自然に気づかせる”方が定着しやすいのです。


■⑤ ノベルティは「最初の一歩」になる

防災ノベルティの価値は、
それ単体で完璧な備えになることではありません。

・職場のデスクに入れておく
・車載用の備えに加える
・家庭の防災リュックに足す

こうした“小さな備えの入口”になることが最大の役割です。

実際、プチ防災グッズをきっかけに
「他にも揃えてみよう」と行動が広がるケースは少なくありません。


■⑥ 今後のトレンドは「実用+共感」

今回の展示会から見えた、防災ノベルティの方向性は明確でした。

・使える
・もらってうれしい
・共感できる

この3要素を満たす防災グッズが、
今後さらに増えていくと考えられます。

企業や自治体にとっても、
防災ノベルティはCSRやSDGsと親和性の高い取り組みです。


防災は、構えすぎると続きません。
けれど、「もらってうれしい」から始まる防災なら、無理なく日常に溶け込みます。

防災を広げる方法は、
もう“啓発”だけではありません。
共感と実用性が、次の備えをつくっていく。

そんな流れを、今回の危機管理展ではっきりと感じました。

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