【防災士が解説】冬の災害時、発電機のトラブル回避・予防策

冬の災害では、
「発電機があるのに使えない」
という場面を、被災地で何度も見てきました。

原因の多くは、
・故障ではない
・初期不良でもない
「使い方と準備不足」です。


■① 冬の災害で多発した発電機トラブル

被災地で実際に多かったのは次のケースです。

  • エンジンがかからない
  • 途中で停止する
  • 電気は出ているが家電が使えない
  • 異音・異臭がして止めた

多くは、
事前に防げたトラブルでした。


■② 最多トラブルは「始動できない」

冬はとにかく始動不良が多発します。

原因は、

  • 燃料劣化
  • 寒さによる気化不足
  • 長期間未使用

被災地では、
「何年も動かしていなかった発電機」が
一斉に使えなくなる状況が起きました。


■③ 月1回の「空運転」が最大の予防策

被災地経験から断言できます。

👉 発電機は
月1回、10〜15分動かすだけで故障率が激減します。

理由は、

  • キャブレター詰まり防止
  • 燃料循環
  • バッテリー劣化防止

「非常用だから動かさない」は
最も危険な考え方でした。


■④ 冬前に必ずやる点検ポイント

最低限、以下は確認してください。

  • エンジンがかかるか
  • 異音・異臭がないか
  • コンセント部が焦げていないか
  • 燃料漏れがないか

被災地では、
電源コードの断線に気づかず
使えなかった例もありました。


■⑤ 家電が壊れる原因「出力オーバー」

よくある失敗です。

  • 電子レンジ+ヒーター同時使用
  • 消費電力の合算ミス

結果、

  • ブレーカー落ち
  • 発電機停止
  • 家電故障

被災地では
消費電力を書いた紙を貼る家庭が生き残りました。


■⑥ 延長コードが原因のトラブル

冬は特に注意が必要です。

  • 細すぎるコード
  • 古いコード
  • 雪・水濡れ

これにより、

  • 発熱
  • 発電機停止
  • 火災リスク

被災地では、
屋外用・太めコードが必須でした。


■⑦ 一酸化炭素事故は「慣れ」が原因

危険なのは、

  • 軒下なら大丈夫
  • 少しの時間だから
  • 換気しているつもり

被災地で起きた事故の多くは
「大丈夫だと思った瞬間」でした。

必ず、

  • 屋外
  • 建物から十分距離
  • 風向き確認

を徹底してください。


■⑧ 雪・雨によるトラブルも多い

冬は、

  • 雪で吸気口が塞がる
  • 雨で電装部が濡れる

という事例が頻発しました。

対策は、

  • 簡易屋根(発電機カバー)
  • 直接囲わない
  • 通気確保

ビニール完全密閉はNGです。


■⑨ 予備がある家庭は強かった

被災地で差が出たのは、

  • プラグ予備
  • 延長コード予備
  • ヒューズ予備

「壊れたら終わり」ではなく、
「すぐ復旧できるか」が重要でした。


■⑩ 今日できる最小行動

  • 発電機を一度動かす
  • 延長コードを確認
  • 消費電力を書き出す

■⑪ まとめ

冬の災害で発電機を活かす鍵は、

👉 定期運転
👉 出力管理
👉 屋外安全設置

被災地では、
「準備していた家庭」だけが電気を使えていました。


▶ これで
「冬の停電×発電機シリーズ(全20記事)」は完了です。

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