【防災士が解説】防災×スマホ依存|災害時に「スマホが使えない」現実と家族で備える力

私たちの生活に欠かせないスマホ。
保有率は97%を超え、子どもから大人まで日常の中心になっています。

しかし災害現場では、
「スマホが使えない」ことが当たり前に起こります。

今回の“脱ネット合宿”の内容は、
防災の視点から見ても、非常に重要な示唆を含んでいます。


■① スマホ依存は「災害弱者」を生みやすい

スマホ依存が進むと、次のような問題が起きやすくなります。

・情報がスマホ前提になり、他の手段を知らない
・指示が画面に出ないと動けない
・音声や人の声に集中できない
・不安やストレス耐性が下がる

これは災害時に、
✔ 停電
✔ 通信障害
✔ 充電切れ
が起きた瞬間、一気にリスクになります。


■② 災害時、スマホは「必ず使えなくなる」

過去の大規模災害では、
・回線混雑
・基地局の被災
・長期停電
が重なり、スマホが数日〜数週間使えない状況が続きました。

スマホは便利な道具ですが、
命を守る前提装備ではないという現実を理解しておく必要があります。


■③ 子どものスマホ依存が防災力を下げる理由

取材で明らかになったのは、
・食事中もスマホ
・睡眠不足
・注意力の低下
・感情コントロールの難しさ

これらはすべて、災害時に
・指示が伝わらない
・集団行動ができない
・パニックになりやすい
要因になります。

防災は「知識」だけでなく、
心と身体の余裕が重要です。


■④ “脱ネット体験”は防災訓練そのもの

2泊3日のオフラインキャンプで行われていたことは、
防災訓練と非常によく似ています。

・スマホが使えない
・自然環境で過ごす
・人と直接やり取りする
・自分で考えて行動する

これは、
✔ 停電
✔ 避難所生活
✔ 長期避難
を想定した“生活訓練”そのものです。


■⑤ 親の関わり方が「防災力」を左右する

取材後、親子関係に変化が見られました。

❌ 怒る・禁止する
⭕ 寄り添い・一緒に考える

災害時も同じです。
・命令口調
・抽象的な指示
は、子どもを混乱させます。

防災でも、
「今、何をするか」を
具体的・落ち着いて伝えることが重要です。


■⑥ スマホ認知症と災害時リスク

スマホ認知症は、
・記憶力低下
・判断力低下
・集中力低下
を引き起こします。

災害時に必要なのは、
✔ 判断
✔ 優先順位
✔ 危険察知

日常的にスマホに頼り切る生活は、
災害対応能力そのものを下げてしまいます。


■⑦ 防災の視点でできる「スマホ依存対策」

今日からできる対策は難しくありません。

・家族で「スマホなし時間」を作る
・紙の地図を見てみる
・口頭での連絡練習をする
・防災訓練ではスマホを使わない設定にする
・子どもと一緒に非常持ち出し袋を準備する

スマホがなくても動ける経験を積むことが、防災力を高めます。


■⑧ まとめ|防災は「オフライン力」が命を守る

✔ スマホは災害時に使えない前提で考える
✔ 子どものスマホ依存は防災リスクになり得る
✔ 脱ネット体験は最高の防災訓練
✔ 親子関係と声かけが行動を左右する

防災は道具ではなく、
人の力・考える力・動く力です。

「もしスマホがなかったら…」
この問いを、ぜひ家庭の防災会議のテーマにしてください。

それだけで、災害への備えは一段階レベルアップします。

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