【世界の“災害後の避難行動”が日本と違う点|復旧スピードを左右する5つの視点】

災害後の「避難解除」「帰宅判断」「復旧の始め方」は、
国によってまったく違います。
日本とは逆の発想を持つ国も多く、非常に参考になります。


■ 1. アメリカ:避難解除は“エリア単位ではなく住所単位”

アメリカでは、
避難解除を エリアではなく“番地ごと” に行うことが多い。

  • 家ごとに被害・火災・治安をチェック
  • 番地単位で「帰宅OK / まだ危険」と通知
  • 住民は自分の住所をアプリで確認

日本は市町村・地区単位の解除が一般的。
より細かい避難解除の仕組み は住民の安心につながる。


■ 2. 台湾:“自宅点検マニュアル”を政府が配布

台湾では避難解除後、政府が
「帰宅後に必ず行う100項目チェックリスト」 を配布する。

内容は具体的で、誰でも判断しやすい。

  • ガス漏れ
  • 建物の亀裂
  • 漏電
  • 飲み水の安全性
  • 害虫・衛生状態
  • 食品の廃棄基準

日本のチェック表より生活に密着しており、
“何から始めればいいか”が分かりやすい。


■ 3. ニュージーランド:避難後は“コミュニティで帰宅時間をずらす”

NZでは帰宅ラッシュによる混雑を防ぐため、
住民同士で 「帰宅する時間をずらす」 文化がある。

  • 高齢者→昼
  • 子ども連れ→夕方
  • 若い単身者→夜

道路渋滞・転倒事故を防ぐ効果が大きい。

日本も災害後は“帰宅の分散”が有効


■ 4. フランス:避難解除後の“メンタルケア”が必須扱い

フランスは、避難解除=終わりではなく
むしろ 心のケアのスタート だと考える。

  • カウンセラーが避難所を巡回
  • 子どもの心の変化を学校で観察
  • 住民説明会に心理士が参加
  • ペットのストレスケアまで考慮

日本にはまだ少ない仕組みだが、
長期避難者を救う重要なアプローチ。


■ 5. スウェーデン:帰宅して“まずやること”は温かい食事

スウェーデンは、避難生活後の
「温食による回復」 を重視するユニークな国。

  • 帰宅後すぐ食べられる食材を政府が支給
  • キッチンが使えない家には移動調理車を派遣
  • 子どもと高齢者には特別メニュー

体温・免疫・メンタルの回復に効果があり、
“食のケア”を防災の一部と考えている。


■ まとめ

世界の災害後の避難行動は、日本と大きく違う。

  • 番地単位で避難解除(アメリカ)
  • 帰宅チェックリストの徹底(台湾)
  • 帰宅時間の分散(NZ)
  • メンタルケアを最優先(フランス)
  • 温かい食で体と心を回復(スウェーデン)

日本でも取り入れられる工夫は多く、
“避難解除後の安全”をさらに高めるヒントになります。

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