年末はスーパー・ショッピングモール・ホームセンターなど、
どこへ行っても人で大混雑します。
実はこの“買い出しラッシュ”こそ、
防災の視点で見ると 事故が増えやすい場面 です。
ここでは、年末の買い物中に気をつけたい防災ポイントをまとめます。
■ 1. 年末の買い出しで増える“危険”
● ① 駐車場トラブル(接触・逆走・急発進)
混雑により、車・歩行者・自転車が入り乱れるため事故が増加。
【対策】
- 子どもは必ず手をつなぐ
- 歩行者優先の通路を歩く
- 車のバック時は周囲を2回確認
● ② カート・カゴによる転倒
混雑で足にカートが当たる事故は毎年発生。
高齢者や子どもは特に危険。
【対策】
- カートは押す方向に人がいないか確認
- スマホを見ながら歩かない
- 足元に荷物を置かない
● ③ 大量買いによる“持ち運び事故”
重い荷物を片側だけで持つ → 腰痛・転倒の原因に。
【対策】
- キャリーカートを活用
- 無理なまとめ買いを避ける
- 車までの運搬は2回に分ける
● ④ 子どもの迷子
年末の迷子は年間トップクラス。
人混みで一瞬で視界から消えることも。
【対策】
- 服装を目立つ色に
- 迷子札・保護者の連絡先メモ
- 店内の“迷子センター”を事前に確認
● ⑤ エスカレーター事故
荷物+人混みで転落事故が発生しやすい。
【対策】
- ベビーカー・カートは使わない
- 手すりを持つ
- 荷物を片手に持つ場合は無理をしない
■ 2. 買い出しは“防災準備”の絶好のタイミング
年末に買っておくと防災力が上がるアイテムはこれ。
● ① カセットガス
冬の停電に強い。
3本×4セットで12本が理想。
● ② レトルト食品・缶詰
年末は安くなりやすいので補充に最適。
● ③ 電池・ライト
年末年始は電気屋が閉まるため、今のうちに。
● ④ カイロ・保温グッズ
寒波・停電の両方に対応。
● ⑤ 水(2L × 6本)
買い出しついでに“ローリングストック”へ組み込む。
■ 3. お正月前の買い物は“災害の初動訓練”にもなる
実は、大混雑の買い出しは
「災害時に必要な行動」が自然と身につく場でもあります。
- 人の動きを予測する
- ルートを考える
- 家族同士の連絡手段を決める
- 荷物の優先順位を決める
これらは 避難時のスキル と似ています。
■ 4. まとめ
年末の買い出しは、楽しい反面“事故の温床”にもなります。
- 駐車場の事故
- カートの接触・転倒
- 迷子
- 荷物を持ちすぎてのケガ
- エスカレーター事故
少しの意識でこれらはすべて防げます。
忙しい師走だからこそ、
安全に気を配りながら買い物をしていきましょう。
買い出しは、“防災の見直しのチャンス”。
年末の準備と一緒に、家族の安全も整えておくと安心です。

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