【防災士が解説】春の避難所対策5選暖かくなる季節こそ油断禁物!体調を守る実践ポイント

春は冬ほど寒くない分、避難生活で「見落としがちなリスク」が増えます。
花粉、気温差、感染症、虫、メンタルの不調など……。
ここでは“春ならではの避難所対策5選”をまとめます。


■ ① 昼夜の寒暖差に注意(体温調整しやすい服装)

春は「昼は暖かい → 夜は冷える」という気温差が大きく、
体調を崩しやすい季節です。

対策ポイント

  • 脱ぎ着しやすい上着(パーカー、カーディガン)を1枚常備
  • 足元の冷え対策(厚めの靴下)
  • 冷えた床にはアルミシート or 段ボールを敷く

気温差で風邪をひくと避難生活が一気に辛くなります。


■ ② 花粉・ホコリ対策(春の避難所は空気が荒れやすい)

春の避難所は“花粉+ほこり+乾燥”が重なり、
アレルギー持ちには特に厳しい環境になります。

できる対策

  • マスク必須(花粉対策にも◎)
  • ウェットティッシュで顔・手をこまめに拭く
  • 花粉が多い日は窓際や入口付近を避ける
  • 衣服ははたいてから室内へ

アレルギー悪化は睡眠の質まで落とすため重要です。


■ ③ 食中毒の初期リスク(気温上昇に要注意)

春先は意外と「食中毒」の発生が多い時期。
避難所では温度管理が不十分になりやすく、食品が傷みやすくなります。

ポイント

  • 生ものを避ける
  • レトルト・缶詰中心で
  • 共有の調理器具は必ず洗浄
  • 手指消毒を徹底

春は「冬の延長」と油断しがちなので要注意。


■ ④ 虫の発生が始まる季節(衛生対策を強化)

春になると虫が一気に活動開始します。
避難所では“ゴミ・食べ残し・湿気”が原因で、虫が寄りつきやすくなります。

対策

  • ゴミはこまめに密閉して捨てる
  • 食べ残しを放置しない
  • 寝る場所は窓・出入口から離す
  • 虫除けスプレーがあると安心

衛生状態が崩れると感染症リスクも急上昇します。


■ ⑤ ストレス対策(春はメンタルが揺れやすい)

春は生活環境の変化が多く、メンタルが不安定になりやすい季節。
避難生活のストレスと組み合わさると負担が大きくなります。

できる工夫

  • 生活リズム(起床・食事・就寝)を一定に保つ
  • 深呼吸・ストレッチでリラックス
  • 会話や相談を意識して増やす
  • 子どもは遊びの時間を確保

“心のストレスケア”は春の避難所で特に重要です。


■ まとめ

春の避難所は「気温差・花粉・食中毒・虫・ストレス」が主要リスク。
冬より過ごしやすく油断しやすいため、
体温管理 → アレルギー対策 → 衛生管理 → メンタルケア
の順で備えておくと安心です。

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