【防災士が厳選】災害時に頼れる中古車5選|“防災目線”で選ぶクルマの新常識

はじめに|車選びに「防災目線」を

中古車を購入する際、燃費や走行距離、価格を重視するのが一般的です。しかし、近年の災害の激甚化を受けて、車が「避難手段」や「移動式シェルター」としての役割を果たす場面が増えてきました。

南海トラフ地震や首都直下地震、豪雨災害などが懸念される今こそ、「防災目線で選ぶ中古車」が注目されるべきです。本記事では、防災士の視点で選んだ「災害時に頼れる中古車5選」を紹介し、それぞれの防災性能を比較していきます。

選定基準|防災に強い中古車とは?

防災対応力の高い中古車を選ぶために、以下の基準を設けました。
• 車中泊に適した空間設計
• 燃料の持ちが良い(低燃費/ハイブリッド)
• 4WDや最低地上高が高く走破性に優れる
• 電源供給機能(AC100Vコンセントなど)の有無
• 信頼性・メンテナンス性が高く、部品が手に入りやすい

それでは、具体的におすすめの車種を見ていきましょう。

第1位:トヨタ ハイエースバン(標準ボディ)

✅ 防災ポイント
• 圧倒的な積載量で「避難グッズの運搬」に最適
• フルフラットで快適な車中泊
• ディーゼル4WDモデルなら悪路走行も安心
• 信頼性が高く、中古市場でも玉数が豊富

ハイエースは、被災地支援の現場でも活躍している車種です。標準ボディでも車内長があり、大人2人が余裕で寝られます。さらに電源設備をDIYで搭載することで、災害時の“移動避難所”としての役割も。

第2位:ホンダ フリード+ハイブリッド

✅ 防災ポイント
• 後席をたたむと、車中泊用マットがぴったり収まるフラット空間
• 燃費が非常に良く、ガソリンの供給不安時にも有利
• 小回りが利くため、避難所周辺の狭い道路でも走りやすい

ホンダの「ちょうどいい」コンパクトミニバン。防災士の間でも“家族向け車中泊車”として高評価です。災害時はガソリンスタンドが混雑・長蛇の列となるため、低燃費車の利点は非常に大きいです。

第3位:スバル フォレスター(AWD)

✅ 防災ポイント
• 本格的なAWD性能で山間部や悪路でも安心
• 地上高が高く、冠水や落石にも強い
• 荷室が広く、テントやポータブル電源などの積載に◎

フォレスターは、防災キャンプや林道避難ルートにも適したSUV。スバル独自のシンメトリカルAWDとアイサイト(先進安全機能)により、「避難途中の事故リスク」も減らせる一台です。

第4位:日産 セレナ(e-POWER)

✅ 防災ポイント
• エンジンで発電して電動で走るため、非常用電源としても活用可
• 車中泊仕様のベース車両として人気
• 最新モデルでも中古価格が手ごろ

セレナe-POWERは、走行用バッテリーを電源として使える「給電車」としても注目されています。例えば、災害時にスマホの充電やLED照明、電気毛布などを動かせるのは大きなメリット。中期モデルなら100万円台後半から入手可能。

第5位:スズキ ジムニー(JB23〜JB64)

✅ 防災ポイント
• 軽自動車とは思えない悪路走破性能
• 雨・雪・土砂災害時にも頼れる足回り
• 車中泊はやや狭いが、コンパクトゆえの取り回しの良さが光る

コンパクトな車体で山道や林道、狭い避難経路にも強い一台。被災地では「高台に逃げる」選択肢が重要になりますが、ジムニーはその“ラストワンマイル”を支えてくれる存在です。中古市場では人気が高く、状態の良い車両は早めに確保を。

比較表|防災性能の一覧

車種名
車中泊快適性
走破性
給電機能
燃費
中古価格相場
ハイエース


△(DIY可)

150~300万
フリード+




100~200万
フォレスター




120~250万
セレナ e-POWER




180~250万
ジムニー




90~200万

おすすめ中古車比較サイト|信頼できる情報源を使おう

防災目線で中古車を探すなら、以下のようなサイトを活用しましょう。
• カーセンサー(https://www.carsensor.net/)
 →詳細な車種検索、地元の販売店情報が豊富
• グーネット(https://www.goo-net.com/)
 →価格帯・走行距離・装備など細かく指定可能
• モーターファン中古車ガイド
 →災害時の車中泊などに関する記事も多く掲載
• トヨタ認定中古車
 →ハイブリッド・高年式車を安心して選べる
• 楽天Car(旧楽天オート)
 →楽天ポイントも活用でき、実質的なコスト削減に◎

おわりに|「移動できる防災拠点」を持とう

災害は、いつどこで起きるか分かりません。日常の足として使う車を、防災目線で選んでおくことは、自分や家族の命を守る“先手の備え”になります。

特に中古車なら、価格を抑えながら性能の高い車両を手に入れることも可能。ぜひこの記事を参考に、「いざというときに頼れる相棒」を選んでください。

防災士からのひとこと

「避難所に行くのが当たり前」という考え方を見直す時代です。あなたの車が、“動く防災拠点”になるように、防災とクルマ選びをリンクさせてみてください。

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