【防災士が解説】「カーテン × 防災」── 停電・冬の寒さ・夏の猛暑から家を守る“最強の在宅避難アイテム”

カーテンは普段は“目隠し”の役割ですが、
防災の視点では “家の温度を守る大切な装備” になります。

停電・断水による在宅避難、夏の猛暑、冬の寒波──
どんな災害でも“室温のコントロール”は命に直結します。

カーテンは、最も手軽にできる 防寒・遮熱・節電・プライバシー確保のツール です。


■ なぜ「カーテン」が防災で重要なのか?

  • 停電するとエアコンが使えなくなる
  • 夏は熱中症、冬は低体温症のリスクが急上昇
  • ガラスが割れた時の飛散防止にも力を発揮
  • 避難せず“在宅避難”を選ぶ家が増えている
  • 外からの視線を遮ると防犯にも役立つ

実はカーテンは、日常品の中で最も“防災ポテンシャル”が高いアイテムのひとつです。


■ カーテン × 防災

家庭の道具と組み合わせて効果を最大化する15の方法


① 厚手カーテン × 冬の停電対策

→ 部屋の熱を逃がさず、低体温症の予防に。


② 遮光カーテン × 夏の猛暑対策

→ 日差しを70〜90%カットし、室温上昇を防ぐ。


③ レースカーテン × 防犯

→ “完全に閉め切り”よりも通気と目隠しを両立できる。


④ カーテンを二重にする

→ 冬の暖房効率が大幅にアップ。


⑤ タオルや毛布をカーテンレールに掛ける

→ 応急の断熱カーテンとして使える。


⑥ カーテンの下に“すきま風ストッパー”

→ 冬の冷気が入り込むのを防ぐ。


⑦ アルミシート × カーテン裏

→ 窓からの冷気・熱気を大幅にカット。


⑧ 断熱フィルム × 夏の節電

→ 窓ガラスの温度上昇を抑え、エアコンの節電に。


⑨ カーテンを閉め切って室温キープ

→ 停電時、外気との温度差を最小限に。


⑩ ガラス飛散対策カーテン

→ 地震で割れても破片が飛び散りにくい。


⑪ 寝室は遮光タイプ

→ 停電でも“朝日が直撃して室温急上昇”を防げる。


⑫ カーテンの裾に重し

→ 風で揺れても隙間風が入りにくくなる。


⑬ カーテンで部屋を間仕切り

→ 避難所のような状況でもプライバシーを確保できる。


⑭ 濡れタオル × 夏の夜間

→ 窓の近くに吊るすと気化熱で涼しくなる(停電時に有効)。


⑮ カーテンの色選び

→ 黒は吸熱、白・銀は反射。
夏は白系、冬は濃色が防災に強い。


■ 災害別:カーテンの活用シーン

地震: 飛散防止・プライバシー確保
停電: 室温キープ(冬は防寒、夏は遮熱)
豪雨・台風: 風で飛ばされた物の目隠しや安全確保
在宅避難: 断熱性を高めて生活できる環境を保つ


■ カーテンに関する“防災の盲点”

✔ カーテンを閉めるだけで部屋の温度差が2〜5℃変わる
✔ 停電中ほど“カーテンを閉め切る”のが重要
✔ 全ての窓にカーテンがある家庭は実は少ない
✔ カーテンがあるだけで節電効果が高い

在宅避難の成功は「室温の維持」にかかっています。


■ まとめ

カーテン × 防災 は、
停電・冬の災害・夏の猛暑でも室温を守る“家庭のライフライン”

  1. 暑さ・寒さの両面に対応できる
  2. ガラス飛散防止効果がある
  3. 断熱性を高めるだけで災害を生き抜きやすくなる
  4. 在宅避難で最も重要な“室温維持”に直結
  5. 追加コストゼロで今日から防災力を上げられる

防災用品の中でも、
“最もコスパの高い装備”がカーテン です。

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