AEDを使う場面は、常に時間との勝負です。知識として知っていても、実際の緊張下で迷わず行動できるかどうかは別問題です。現場経験を通じて、AED×VRトレーニングが「判断の速さ」を確実に高めると感じてきました。
■① AED対応で最も重要なのは初動の迷いをなくすこと
心停止現場では、数十秒の遅れが結果を大きく左右します。VRトレーニングでは、到着直後の声かけ、周囲確認、AED装着までの流れを疑似体験でき、初動の迷いを減らせます。
■② 現場で感じた「分かっているのに動けない」瞬間
実際の現場では、知識はあっても緊張で手が止まる場面を見てきました。VRで緊張感を伴う体験を重ねていた人ほど、実災害時の動きがスムーズだったのが印象的です。
■③ 音声指示への対応力が自然に身につく
AEDは音声指示に従う機器ですが、騒音や焦りで聞き逃すことがあります。VRでは雑音下での指示理解も訓練でき、現場での対応精度が高まります。
■④ 周囲への指示・連携も同時に学べる
AED操作は一人で完結しません。119通報、胸骨圧迫、周囲への協力要請が同時進行になります。VRトレーニングでは、これらを並行して判断・指示する力が鍛えられます。
■⑤ 現場で実感した繰り返し体験の効果
AED対応は頻繁に経験できるものではありません。VRで繰り返し体験していた隊員ほど、実際の現場で手順確認に時間を取らず、救命に集中できていました。
■⑥ 失敗を安全に経験できる価値
VRでは、判断ミスや手順ミスを安全に経験できます。現場経験から、失敗経験を一度でも積んでいる人ほど、次の対応が早くなると感じています。
■⑦ 市民教育との相性も高い
AED×VRは、消防職員だけでなく市民向け講習にも有効です。現場感のある体験は記憶に残りやすく、「いざという時に動ける」人を増やします。
■⑧ AED×VRトレーニングが救命率を支える
AED×VRトレーニングは、知識を行動に変える訓練です。判断の速さと落ち着きを養うことで、救える命を確実に増やす力になります。

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