【防災士が解説】「ストロー × 防災」── 小さくても“救急・調理・衛生・避難生活”を支える万能アイテム

ストローは普段、飲み物に使うだけの存在ですが、
防災の視点から見れば “軽い・細い・使い捨て”という特徴が武器になる万能ツール です。

非常時には、救急処置から調理、衛生管理まで活躍し、
避難所生活のストレス軽減にも役立ちます。


■ ストロー × 防災

驚くほど使える活用法15選


① やけど時の“流水冷却の補助”

→ 蛇口が届きにくい部分にストローで水を当てられる。


② 傷口洗浄の“局所シャワー”

→ 傷に直接触らず、ピンポイントで洗える。


③ 簡易スポイト

→ 水・油・調味料を少量だけ吸い取って移す時に便利。


④ ポリ袋調理の空気抜き

→ 湯せん調理の袋の空気をストローで簡単に抜ける。


⑤ 簡易“真空保存”補助

→ 袋の空気を吸い出して保存性アップ。


⑥ カセットコンロの点火補助

→ 火元に口を近づけずに風を送れる。


⑦ 子どもの薬・スポドリ飲ませ補助

→ 避難時の飲みこぼし・こぼし防止に役立つ。


⑧ 釘穴や隅の“ほこり吹き飛ばし”

→ 片付け作業で細部まで掃除できる。


⑨ 水のフィルター補助

→ 布やコーヒーフィルターと組みあわせて使用。


⑩ ペットボトルの中の小物取り出し

→ 細い物を押し出す補助に使える。


⑪ 調味料の計量

→ 塩・砂糖を“ほんの少し”だけ入れる時に便利。


⑫ 氷のかき混ぜ棒

→ 紙コップの飲み物を衛生的に混ぜられる。


⑬ 子どものストレス軽減

→ 口やほっぺで遊べるので心理的にも役立つ。


⑭ 避難所の小物仕分け

→ 髪ゴム・輪ゴム・紐を束ねて整理できる。


⑮ 緊急時の簡易ホイッスル

→ ストローの端を潰して吹くと高音が出る。


■ ストローが防災で優秀な理由

  • とにかく軽い
  • 捨てるだけで衛生的
  • 数十本あっても邪魔にならない
  • “ピンポイント作業”に強い形状
  • 子どもや高齢者でも使いやすい

災害時の“ちょっとした困りごと”を解決する最強クラスの小物です。


■ 推奨備蓄量(防災士の目安)

1家庭:20〜50本
● 子どもがいる家庭:50〜80本
● 湯せん調理が多い家庭:多めが便利


■ ストローの種類

  • 通常ストロー(万能)
  • 太ストロー(スープ・ゼリー用)
  • 曲がるストロー(高齢者・子ども向け)

状況に応じて種類を使い分けると避難生活が快適になります。


■ まとめ

ストロー × 防災 は、
救急処置・調理・衛生・片付けまで“細かい作業を制す”小さな万能アイテム。

  1. 火傷や傷口のシャワー洗浄に最適
  2. 湯せん調理・真空保存で大活躍
  3. 飲み物・薬の補助としても優秀
  4. 小物整理や掃除にも使える
  5. 軽くて大量備蓄できる“コスパ最強”の日用品

家庭備蓄にも、防災バッグにも、
ストローは必ず入れておきたい“隠れた名品”です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました