【防災士が解説】「雑誌(古雑誌) × 防災」── 厚み・強度・情報量すべてが“避難生活を支える万能素材”

読み終わった雑誌は、処分しがちですが、
防災の視点では 新聞紙とは別の強みを持った“超万能アイテム” です。

雑誌は、新聞より厚く丈夫で、断熱性・耐久性・遮光性が高い。
そのため、防寒・緩衝・間仕切り・保護シートなど、避難生活で大活躍します。


■ 雑誌 × 防災

新聞紙にはない“強さ”を生かした活用術15選


① 座布団・クッション代わり

→ 重ねるとクッション性が高く、避難所の床冷えを防ぐ。


② 断熱シートとして使用

→ 冬の床や壁に置くと冷気をカット。


③ 収納棚の下敷き

→ ガタつきや傾きを調整できる。


④ 簡易テーブルの土台

→ ペットボトル箱の上に置いて安定感を出す。


⑤ 割れたガラス片の片付け補助

→ 雑誌を“ちりとり代わり”に使うと安全。


⑥ 靴やブーツの中敷き

→ 厚みがあるので足裏の冷えを軽減。


⑦ 荷物の緩衝材

→ 段ボールと合わせて荷物が衝撃に強くなる。


⑧ テントや避難所の“風よけ壁”

→ 雑誌を並べて立てると簡易の防風板になる。


⑨ 枕として使用

→ 何冊か重ねてタオルを巻けば安定した硬さの枕に。


⑩ 濡れた靴の除湿補助

→ 雑誌の紙は吸水性があり、乾燥しやすい。


⑪ 停電時のランタン下敷き

→ 火や熱から床を守れる。


⑫ 子どもの遊び・ストレス軽減

→ 折ったり破いたりで気分転換になる。


⑬ 小物の収納箱の“仕切り”

→ 引き出しの中の仕切りとして自由に作れる。


⑭ トイレ個室のプライバシー壁

→ ガムテープと組み合わせて即席の目隠しに。


⑮ 火起こしの補助

→ ページを細かく裂けば着火材になる。


■ 雑誌が防災で優れている理由

  • 厚くて丈夫、耐久性がある
  • 新聞紙より“断熱・緩衝・遮光”に強い
  • 子どもや高齢者でも扱いやすいサイズ
  • 物を置いたり、支えたり、保護用途に向く
  • 無料でストックしやすい

雑誌は“実用的な建材”のように扱えるのが特徴です。


■ 推奨ストック量(防災士の目安)

3〜5冊でOK
● 冬の災害が心配な地域:10冊程度
● 厚めの雑誌(ファッション誌・料理本など)が理想


■ 雑誌の種類で用途が変わる

  • 厚手のファッション誌:断熱・緩衝に最強
  • 薄い冊子・情報誌:折り紙的に加工しやすい
  • 漫画雑誌(ジャンプ等):ボリュームがありクッション性◎

■ まとめ

雑誌 × 防災 は、
新聞紙では代用しにくい“防寒・保護・緩衝”を担う強力なアイテム。

  1. クッション・床冷え対策に最適
  2. 緩衝材・下敷き・棚の安定に使える
  3. プライバシー確保にも強い
  4. 靴・衣類の乾燥にも役立つ
  5. 3〜5冊の備蓄で避難生活の質が大きく向上

読み終わった雑誌は捨てないで、
“防災の資源”として賢く活用しましょう。

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