【防災士が解説】「ボールペン × 防災」── 情報共有・伝言・記録すべてを支える“避難生活の生命線”

スマホが普及している現代でも、
災害時に最も信頼される情報ツールはボールペンと紙です。

停電・バッテリー切れ・圏外・通信障害──
どれも起こりうる災害時、
ボールペンは命を守る“記録と伝達の武器” になります。


■ ボールペン × 防災

避難生活で役立つ実用的な活用術15選


① 伝言メモの記入

→ 電源のない環境で確実に家族へ情報を伝えられる。


② 救助要請メモ

→ 「SOS」「人数」「ケガ人」などをドアや窓に掲示。


③ 家族の安否情報を書き残す

→ 避難所・自宅・掲示板へメッセージを残せる。


④ 避難所受付の書類記載

→ 名前・住所・健康状態などの記入に使う。


⑤ マイタイムラインのメモ

→ 危険度や避難状況を簡単に記録できる。


⑥ 薬の服用記録

→ 体調管理が乱れやすい避難時に非常に重要。


⑦ 補給物資の管理

→ 家族ごとの配給量や残量を書くと混乱しない。


⑧ 子どもの迷子防止

→ 連絡先を紙に書いて子どものポケットへ。


⑨ 車中泊での記録

→ 気温・体調・トイレ回数など、健康管理に役立つ。


⑩ 修理箇所や危険箇所のマーキング

→ 壊れた家具や壁に印をつけて後で対応。


⑪ ガス・水道の停止記録

→ どこまで閉めたか確認できる。


⑫ 荷物の中身ラベル作成

→ 物資や備蓄を混乱なく管理できる。


⑬ 作業手順のメモ

→ ボランティア作業や片付けで作業効率がUP。


⑭ 感情のケア(ストレスノート)

→ 不安・悩みを書き出すだけで精神の安定に効果。


⑮ 防災マップの追記

→ 道路状況・危険箇所を自分用に補強できる。


■ ボールペンが防災で重要な理由

  • 電源不要
  • 水や泥でも比較的書きやすい
  • 耐久性がある
  • 小さくて防災バッグに入れやすい
  • 誰でもすぐ使える

災害時の情報は“書いて残す”ほうが圧倒的に確実です。


■ 推奨備蓄量(防災士の目安)

3〜5本(非常持ち出し用)
● 家庭全体で10本程度
● ボールペン+メモ帳はセットで準備


■ おすすめの種類

  • 油性ボールペン → 水濡れに強い
  • ゲルインク → 滑らかに書ける
  • 多色ペン → 手帳管理に便利
  • 100均ペンでも十分

■ まとめ

ボールペン × 防災 は、
災害時の“情報を残す力・伝える力”を高める生命線アイテム。

  1. 家族・救助隊への情報伝達に必須
  2. 避難所の書類・記録で大活躍
  3. 荷物や物資の管理にも使える
  4. スマホが使えない状況でも確実
  5. 3〜5本の備蓄で安心感が大きく向上

防災バッグには必ずボールペンを入れておき、
“紙に書く力”を災害時の備えとして活用しましょう。

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