【防災士が解説】「防災 × 最低限の備え」── まずは“3つだけ”揃えれば命は守れる

防災と聞くと「準備が大変」「お金がかかる」と思われがちですが、
実際の災害で本当に生存率を分けるのは
わずか3つの備え です。

今回は、防災士の立場から
“最低限これだけは揃えてほしい”という
超シンプルな防災セットを紹介します。


■① 水(1人1日3L × 3日分)

どんな災害でも、まず必要になるのが

● 飲む水
● 料理用
● 歯磨き・手洗い

最低ラインは「1人1日3L」。
家族4人なら 36L(2Lのペットボトル18本) あれば3日耐えられる。

※ 買い足す時は「ローリングストック」でOK。


■② ライト(ランタン型が最強)

停電は地震・豪雨・大雪…季節を問わず必ず起きる。

特に危険なのは「暗闇で動く」こと。
転倒・ガラス踏み・感電など二次災害を招くため
ライトは命を守る道具

おすすめは…

● 部屋全体を照らすランタン
● 足元の安全確保用にヘッドライト
● 懐中電灯は補助的に

スマホのライトは“非常用”。
長時間の光源としては全く足りない。


■③ スマホ充電手段(モバイルバッテリー必須)

情報・連絡・避難判断。
すべてスマホで行う現代では
充電が切れた瞬間に被災者は孤立 する。

必要なのは…

● 大容量モバイルバッテリー(10,000〜20,000mAh)
● ケーブル
● コンセント型
● 車で充電するためのシガーソケット

停電は最短で数時間、長ければ数日続く。
“充電できる人だけが助かる”ケースが増えている。


■なぜこの3つなのか?

どんな災害でも
“命を落とす原因のほとんど”はこの3つで防げるから。

■ 水 → 生命維持
■ ライト → 二次災害を回避
■ スマホ充電 → 情報と連絡の確保

この3つを揃えると、
避難所に行かない“在宅避難”の実現に大きく近づく。


■まとめ

防災は「完璧な準備」ではなく
“最初の3つ”を揃えることから始まります。

  1. 水(1人1日3L × 3日)
  2. ライト(ランタンが最強)
  3. スマホの充電手段

この3つが家にあるだけで、
災害直後の生存率は劇的に上がります。

「まず3つ」──ここからすべてが始まります。

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