災害時や悪天候の際は、
普段と同じ運転や歩行をすると 事故のリスクが数倍に跳ね上がります。
ここでは
「防災 × 交通事故防止」
として、災害時に特に注意すべきポイントをまとめました。
■① 大雨・台風の運転は“視界”が最大の敵
豪雨のとき、交通事故の大半は 視界不良 が原因。
● ワイパーが追いつかない
● カーブミラーが見えない
● 対向車のライトが乱反射
● 水膜で路面の白線が消える
視界が悪いときは
「止まる・待つ」も安全行動。
■② 道路冠水は“10cmで危険”
車は「ボンネットまで来たら危険」と思われますが、
実際は くるぶし浸水(10〜15cm)で既に危険レベル。
● ハンドル操作不可
● ブレーキが効かない
● エンスト→水没
● 逆流でドアが開かない
“水がある道は通らない”のが鉄則。
■③ 夜間の停電は道路が“闇”になる
信号が消えると、交差点が一気に危険地帯に変わる。
● 停電で信号機が作動しない
● 街灯も消える
● 車・歩行者が互いに見えない
停電中の交差点では
「一旦停止 → 徐行 → 先に行かせる」 を徹底。
■④ 地震直後の運転は“絶対にスピードを上げない”
地震後は道路そのものが危険。
● アスファルトの亀裂
● 液状化で突起
● 落下物
● 信号ダウン
特に高速道路は落橋の危険があるため、
急ブレーキ・急ハンドルは禁止。
■⑤ 歩行者も“災害モード”で歩く
悪天候・停電時は歩く側も危険が急増。
● 水たまりの下のマンホールが外れている
● 停電で車が見えない
● 傘で視界が狭まる
● 濡れた路面で転倒しやすい
歩行者こそ「ライトを持つ」「反射材を着用」するのが鉄則。
■⑥ 自転車は最も危険(雨天・夜間)
自転車事故の多くは
“雨”と“夜” に重なる。
● スリップ
● 見落とし
● 歩行者との衝突
災害・悪天候時は
「乗らない」ことがもっとも安全。
■まとめ
防災と交通事故防止は密接に関係しています。
災害時・悪天候時こそ“普段と違う危険”が潜んでいます。
- 豪雨の運転は視界不良が最大の敵
- 冠水道路は10cmでも危険
- 停電中の交差点は必ず一旦停止
- 地震後は道路そのものが危険
- 歩行者のライト・反射材が命を守る
- 自転車は雨夜は最も危険
災害時は「いつも通り」が最も危険。
“防災目線”での交通行動が命を守ります。

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