災害の備えで多い悩みが
「非常食を買っても賞味期限が切れる…」
「結局、ストックを使わず捨ててしまう…」
その解決策が ローリングストック。
“普段の食事の延長で備える” という、最も合理的な防災手法です。
ここでは、防災士の視点から
誰でも今日からできるローリングストック術をまとめます。
■① ローリングストックとは「食べながら備える方法」
難しいことはなく、とてもシンプル。
● いつもより少し多めに買う
● 古いものから食べて、新しいものを足す
● これを繰り返すだけ
「備蓄＝特別な食べ物」という考え方をなくすのがポイント。
■② 家庭に必ず置くべき“常備食品”
ローリングストックの基本は、
普段から食べているものを選ぶこと。
おすすめ：
● レトルト食品（カレー・丼ぶり・ハヤシ）
● パックご飯
● パスタ・乾麺
● 缶詰（ツナ・鯖・コーン）
● シリアル・お菓子
● 常温保存ミルク
● 水（1人1日3L × 3日分）
災害時は“調理不要 → 温めるだけ → 普段の食事”の順で使う。
■③ 賞味期限の管理は“BOX方式”が最強
面倒な期限チェックをなくす方法。
● カゴやBOXに食品をまとめる
● 左から古いもの、右に新しいものを入れる
● 左から消費するだけでOK
期限管理がほぼ自動になる。
■④ 料理しなくてもOKな“3日分セット”
停電・断水時は、火も水も使えない場合が多い。
最低限そろえておくべきは：
● 水
● パン
● 栄養食（カロリーメイト等）
● 缶詰
● おにぎり系のレトルト
「火を使わないで食べられるか」を基準に選ぶ。
■⑤ 1週間以上の長期避難は“温かい食事”が心の支え
避難生活が長くなるほど、
温かい食事の価値が急上昇。
● カセットコンロ
● ガスボンベ
● レトルト食品
● スープ類
● カップ麺
精神的なストレス軽減に最も効果がある。
■⑥ お菓子は“気持ちを守る防災食”
子ども・高齢者には必要不可欠。
● チョコレート
● クッキー
● ポテトチップス
● グミ
「甘い物＝エネルギー源＋安心感」。
■まとめ
ローリングストックは
“最も簡単で、最も続けやすい” 防災対策です。
- 普段の食事を少し多めに買う
- 古いものから食べて入れ替える
- 火を使わない食品を必ず用意
- 温かい食事が避難生活を支える
- お菓子は心の防災食
今日からすぐにできる備えで、
あなたの家庭の防災力は一段と上がります。
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