【防災士が解説】「防災 × 新聞紙」── これほど役立つ紙はほかにない。“防寒・調理・衛生・トイレ・断熱”オールマイティー防災アイテム

昔から災害対応で重宝されてきた 新聞紙
実は、防災用品の中でもトップクラスの万能性を持ち、
1枚で「衣・食・住・衛生」すべてをカバーできます。

避難所・車中泊・在宅避難でも必ず役に立つ最強アイテムです。


■① 防寒・断熱性能がすごい(体温を守る命綱)

新聞紙は空気を含む構造のため、断熱性が高い。

● 服の中に入れる
● 靴の中に敷く
● 布団代わりに重ねる
● 窓に貼って冷気遮断

体温維持に効果があり、冬の避難所で本当に助かる。


■② 簡易トイレの“吸水材”になる

新聞紙は水分をしっかり吸収する。

● 簡易トイレの底に敷く
● 嘔吐物の処理
● ペットの排泄処理

臭いと汚れの広がりを大幅に抑えられる。


■③ 皿・まな板の代用品になる(洗い物ゼロ)

断水時は洗い物が最大のストレス。

新聞紙を
● 皿の上に敷く
● まな板代わりに使う
● 料理の受け皿にする

使い終わったら捨てるだけで衛生的。


■④ 調理にも使える(油切り・火起こし)

新聞紙は調理補助として優秀。

● 揚げ物の油切り
● 固形燃料の着火材
● 食材の簡易包み紙
● 調理台の汚れ防止

特に“火起こし”では驚くほど役立つ。


■⑤ 靴・衣類の湿気取りに最適

避難生活では靴が濡れると体調不良につながる。

新聞紙を丸めて入れると
● 乾燥が早い
● 匂いが軽減
● 湿気取りになる

衛生環境を守る重要なテクニック。


■⑥ 簡易スリッパ・簡易クッションが作れる

避難所は床が冷たく、長時間座ると辛い。

新聞紙を折り畳めば
● スリッパ
● 座布団
● フロアマット

を簡単に作れる。


■⑦ ガラス片・土砂の清掃に強い

災害後の室内はガラスや瓦礫が散乱して危険。

新聞紙は
● 床に敷いて保護
● ゴミを包む
● 掃除の補助

として非常に使いやすい。


■⑧ 火災時の“煙対策”として使える

新聞紙を濡らして口に当てると
● 粉塵
● 有害物質
● すす

の吸入を軽減できる。

あくまで応急的なものだが、効果は高い。


■⑨ 荷物の梱包・保護材になる

避難時は荷物を雑に扱う場面が多い。

新聞紙で
● 割れ物の保護
● 荷物の固定
● クッション材

が簡単に作れる。


■備蓄量の目安

● 新聞1週間分:最低ライン
● 1ヶ月分:在宅避難を想定した理想量
● 地震リスクが高い地域:大量ストックが安心


■まとめ

新聞紙は“1枚で10役以上”こなす超万能アイテム。

  1. 断熱・防寒
  2. 簡易トイレの吸水
  3. 洗い物ゼロの調理サポート
  4. 火起こし・油切り
  5. 靴・衣類の湿気取り
  6. スリッパ・クッション代わり
  7. ガラス片の掃除
  8. 応急的な煙対策
  9. 荷物の梱包
  10. 汚れもの隔離

防災グッズの中でも“コスパ最強”の存在。
家庭に積んでおくだけで、防災力が劇的に上がります。

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