学生消防団は、いきなり人数を集めようとすると失敗します。
現場で見てきた成功例に共通していたのは、最初から大きくやらないことでした。
■① 最初は「1〜3人」で十分
立ち上げ初期に必要なのは、人数ではありません。
・活動を一緒に試せる
・フィードバックをくれる
・改善点が見える
この3点があれば、1〜3人で十分です。
いきなり10人集めると、
運営側も学生側も疲弊します。
■② 活動内容は“安全で短時間”に限定する
現場でうまくいった地域は、初期活動をこう切っています。
・避難所設営補助
・防災イベントの補助
・資機材点検の見学
・広報・記録
危険作業・長時間活動は最初から外す。
これが継続の前提です。
■③ 月1回・2時間以内から始める
学生消防団が定着した地域の多くは、
・月1回
・2時間以内
・事前に終了時刻を明示
という設計でした。
「終わりが見える活動」は、
学生の参加率を大きく上げます。
■④ 役割は“見学者”ではなく“担当者”にする
ただの見学は、必ず飽きます。
・広報担当
・記録担当
・資機材チェック担当
小さくてもいいので、
最初から役割を持たせることが重要です。
■⑤ ベテランは「教える人」になりすぎない
失敗しやすいパターンがあります。
・細かく指示する
・正解を押し付ける
・過去の武勇伝を語りすぎる
うまくいく分団では、
学生に考えさせ、試させ、任せる姿勢があります。
■⑥ 大学側と“非公式でも”つながる
正式協定がなくても構いません。
・ゼミ
・研究室
・サークル
とつながるだけでも、十分なスタートになります。
現場感覚では、
制度より人のつながりが先です。
■⑦ 続けるかどうかは「半年後」に決める
最初から長期前提にしないことも重要です。
・半年試す
・合わなければ止める
・改善点を整理する
この余白があることで、
学生も団側も安心して始められます。
■⑧ 現場からの結論
学生消防団は、
・人数を集める
・戦力化する
ことから始めると失敗します。
小さく始め、無理をせず、続けられる形を探す。
これが、現場で見た一番確実な立ち上げ方です。

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