消防団を続けられるかどうかは、
本人の覚悟よりも家族の理解があるかどうかで決まります。
これは現場で何度も見てきた事実です。
■① 家族が反対する本当の理由
家族の反対理由は、使命感への否定ではありません。
・危険が分からない
・時間がどれくらい取られるか見えない
・いつ呼び出されるのか不安
「分からないこと」への不安が大半です。
■② 「地域のため」は逆効果になりやすい
説明でよく失敗するのが、
「地域のため」「みんなやっている」という言い方です。
家族からすれば、
・自分たちの生活はどうなるのか
・あなたが怪我したらどうなるのか
ここが置き去りになります。
■③ 最初に伝えるべきは活動の“範囲”
現場でうまくいっている団員は、
必ずこう説明しています。
・出動頻度はどの程度か
・出られない場合はどうなるか
・危険な現場には入らない原則
範囲を先に示すことで安心感が生まれます。
■④ 危険性を隠さない方が信頼される
「大丈夫だから」「危なくない」は逆効果です。
むしろ、
・どんな危険があるか
・どんな安全管理をしているか
・無理をしない判断基準
ここを正直に伝えた方が、
家族は納得します。
■⑤ 家族の不安を否定しない
現場で離団した団員の多くは、
家族の不安を「分かってもらえないもの」として
切り捨てていました。
・心配するのは当たり前
・不安に思って当然
まず受け止める姿勢が重要です。
■⑥ 現場で見た“うまくいく説明”
続いている団員の共通点はシンプルです。
・活動予定を事前に共有する
・帰宅が遅れた理由を説明する
・活動後に「今日はこうだった」と話す
情報を閉じないことが信頼につながります。
■⑦ 家族を「理解者」に変える一歩
無理に賛成させる必要はありません。
・何をしているのか
・なぜ必要なのか
・どこまでやるのか
これが分かれば、
家族は自然と“理解者”に近づきます。
■⑧ 結論
消防団活動は、
家族の犠牲の上に成り立つものではありません。
続く団員は、
家族との説明と共有を最初に丁寧にやっています。
現場で一番守るべきなのは、
住民だけでなく、
自分の生活と家族です。
そこを守れない団活動は、
長くは続きません。

コメント