冬になるとニュースでよく聞く「乾燥注意報」。
しかし、実際に何が危ないのか、どれほど火災が増えるのか、知らない人も多いはずです。
この記事では、乾燥注意報が出た日に火災が増える理由と、家庭でできる対策を分かりやすく解説します。
✅乾燥注意報とは?
気象庁が発表する“火災が起こりやすい状態”を知らせる情報です。
条件は、
- 湿度が低い
- 空気中の水分が少ない
- 木材や紙、衣類が乾きやすく燃えやすい状態
つまり、ちょっとした火でも一気に燃え広がりやすくなる日です。
✅乾燥注意報の日は、なぜ火災が増えるのか?
理由はとてもシンプル。
✅① 空気が乾くと、物が燃えやすくなる
木材、カーテン、布団、段ボールなどの水分が減り、着火しやすくなります。
✅② 炎が大きくなりやすい
湿度が高い時より、火が広がるスピードが速くなります。
✅③ 強風が加わると「延焼加速」
乾燥+風=“大規模火災が起きやすい最悪の条件”。
実際、昭和・平成・令和の大きな火災は、ほとんどが乾燥と強風の組み合わせでした。
✅特に危ない“日常の行動”
- ストーブの近くに洗濯物や布を置く
- コンロの火をつけたまま離れる
- 外でのたき火・バーベキュー
- ベランダでの吸い殻放置
- 寝タバコ
これらは 乾燥注意報の日ほど危険度が倍増します。
✅今日からすぐできる予防策
✅ ストーブ・ヒーターの周りに物を置かない
✅ 加湿器や室内干しで湿度を上げる(湿度40〜60%が理想)
✅ たばこの吸い殻は必ず完全消火
✅ 外で火を使う作業はできるだけ控える
✅ キャンドル・アロマも注意
たったこれだけで、火災リスクは大幅に下がります。
✅まとめ
- 乾燥注意報=火災が起きやすいサイン
- 日常の火の扱いが原因で大火事になることも
- 湿度を保つだけで予防効果が大きい
乾燥する季節こそ、火の取り扱いは油断禁物。
自分の家、家族、近所の安全を守るためにも、意識していきましょう。
※火の用心!

コメント