防災訓練や実災害の避難行動で、
年々増えているのがペット同伴による混乱です。
ペットは大切な家族ですが、
備えがないまま避難すると、人も動物も危険にさらされます。
■① なぜペット同伴で混乱が起きるのか
主な要因は、
・ペットが大きな音や人混みに驚く
・リードが絡まり人が転倒する
・抱きかかえた状態で視界が狭くなる
・他人や他の動物との接触トラブル
特に犬や猫は、
非日常環境で制御が効かなくなることがあります。
■② 被災地で実際に起きた事例
実際の被災地では、
・犬が暴れて飼い主が転倒
・キャリーから飛び出して逃走
・他人に噛みつきそうになり避難が停止
・猫が鳴き続け周囲がパニック
「ペットを守ろうとして人が怪我する」場面を何度も見ました。
■③ 防災訓練で軽視されがちな理由
訓練では、
・ペットを連れていない前提
・人のみの避難想定
・時間に余裕がある
このため、
本番特有の混乱が再現されません。
■④ ペット同伴避難で最低限必要な備え
被災地経験から重要なのは、
・必ずリードやキャリーを使用
・普段からキャリーに慣れさせる
・名札・連絡先の装着
・ペット用非常持出品の準備
「抱っこすれば大丈夫」は、
現場では通用しません。
■⑤ 訓練で取り入れるべき工夫
防災訓練では、
・ペット同伴者の動線分離
・模擬ペット(荷物・人形)を使った訓練
・ペット避難ルールの事前説明
・避難所でのペット対応役割分担
現実に近づけることで、
混乱は確実に減らせます。
■⑥ まとめ:ペット対策は人命対策でもある
ペット同伴避難の失敗は、
人の怪我や避難遅延に直結します。
被災地で強く感じたのは、
ペット対策=人命対策という現実でした。

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