【防災士が解説】防災訓練で起きやすい「防災リュックの肩紐が切れる」|防災×防災訓練の盲点

防災訓練で意外と多いのが、
防災リュックの肩紐トラブルです。

背負った瞬間に切れる、
歩き出して外れる――
これは決して珍しい話ではありません。


■① なぜ肩紐は切れるのか

原因の多くは次の通りです。

・長期間放置による劣化
・縫製部の弱さ
・想定以上の重量
・一度も実際に背負っていない

「新品だから大丈夫」という思い込みが、
一番危険です。


■② 被災地・現場で実際にあった事例

被災地や訓練現場では、

・避難途中で肩紐が外れ転倒
・重さに耐えきれず縫い目が裂ける
・子ども用リュックが使用不能

結果として、
両手が塞がり避難速度が落ちるケースが多発しました。


■③ 訓練で見落とされやすい理由

防災リュックは、

・「持っているだけ」で安心してしまう
・中身の点検はしても背負わない
・短距離しか歩かない

このため、
実使用時の負荷確認が不足しています。


■④ 消防・災害現場の視点

現場では、

・肩紐・底部・縫製を最優先で確認
・重さは実際に避難する想定で
・壊れたら即置く判断

「持ち続ける」より
安全に動けることを優先します。


■⑤ 訓練で必ずやるべきチェック

防災訓練では、

・実重量で背負って歩く
・階段昇降を含める
・子ども・高齢者にも背負わせる
・壊れた場合の代替行動を確認

リュックは、
歩いて初めて評価できる装備です。


■⑥ まとめ:背負えない備えは備えではない

被災地で何度も感じたのは、
「運べない備えは意味がない」という事実です。

防災リュックは、
中身よりも運搬性が命。

訓練で壊れるものは、
本番では必ず壊れます。

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