【防災士が解説】耳栓とアイマスクは防災グッズか?|防災×睡眠対策

耳栓やアイマスクと聞くと、旅行用品や快眠グッズという印象を持つ人が多いかもしれません。そのため「防災グッズなのか?」と疑問に思われがちです。しかし被災地での避難所生活を見てきた立場から言えば、これは十分に防災グッズに含まれる装備です。


■① 防災グッズの定義は「生き延びるため」だけではない

防災グッズというと、命を守るための最低限の装備を指すイメージがあります。しかし実際の避難生活は、命が助かったあとも続きます。被災地では「助かったけれど、生活がつらい」という声が多く、その負担を軽減する物も防災の一部だと実感しました。


■② 避難所では睡眠環境が整っていない

避難所は本来、長期間眠る場所として設計されていません。音、光、人の気配が常にあり、睡眠に適した環境とは言えないのが現実です。被災地でも、床や寒さより先に「眠れない」ことを訴える人が多くいました。


■③ 睡眠は災害対応を支える基礎体力

睡眠不足は体力だけでなく、判断力や感情のコントロールにも影響します。避難所では、疲労が溜まるほど小さなトラブルが増えやすくなります。被災地で見てきたのは、眠れている人ほど落ち着いて行動できていたという事実です。


■④ 耳栓・アイマスクは環境を変える装備

耳栓とアイマスクは、避難所そのものを変えることはできませんが、自分の周囲の環境だけを一時的に整えることができます。被災地でも、これらを使っている人は「少し休めた」「頭が軽くなった」と話していました。


■⑤ 小さく軽く、効果が大きい防災装備

防災リュックの中は限られた容量しかありません。その中で、軽くて場所を取らず、効果が実感しやすい物は貴重です。耳栓とアイマスクは、まさにその条件を満たしています。


■⑥ 快適性を守ることは回復力を守ること

防災における快適性は、ぜいたくではありません。回復力を維持するために必要な要素です。被災地の経験から言えるのは、快適性を守れた人ほど、避難生活を安定して乗り切れていたということです。


■⑦ 耳栓・アイマスクは防災グッズである

耳栓とアイマスクは、命を直接救う道具ではありません。しかし、命を守ったあとに必要な「回復」と「判断」を支える重要な装備です。被災地の現実を踏まえると、これらは立派な防災グッズだと言えます。


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