避難所で「目を閉じているのに休めない」「眠った気がしない」と感じる人は非常に多くいます。被災地で夜の避難所を何度も見てきた中で、その大きな原因の一つが照明による影響だと実感してきました。明るさは、思っている以上に睡眠の質を左右します。
■① 光は脳を覚醒させ続ける
人の脳は、光を感知すると「活動時間だ」と判断します。避難所の照明は安全確保のため強めに保たれており、夜間でも脳が休息モードに入りにくくなります。被災地でも「頭がずっと起きている感じがする」という声を多く聞きました。
■② 目を閉じても光は感じ取られる
まぶたを閉じていても、強い照明は光として脳に届きます。そのため、眠ろうとしても完全に暗い状態を作れません。被災地では、「目を閉じても明るさを感じて落ち着かない」という訴えが非常に多くありました。
■③ 眠りが浅くなり疲労が抜けない
照明の影響を受けると、深い睡眠に入りにくくなります。結果として、何度も目が覚めたり、朝になっても疲労感が残ったりします。被災地では、照明が原因で睡眠の質が下がっている人ほど、数日後に体調を崩す傾向がありました。
■④ 明るさは不安感を強めることがある
常に明るい環境は、安心につながる一方で、緊張状態を長引かせることもあります。夜になっても切り替わりができず、心が休まらない状態が続きます。被災地では「夜なのに昼みたいで落ち着かない」という声が印象的でした。
■⑤ 睡眠リズムが乱れやすくなる
照明が続くと、体内時計が乱れやすくなります。昼夜の区別がつきにくくなり、眠るタイミングを見失います。被災地では、避難生活が長引くほど、この影響が強く出ていました。
■⑥ 我慢では質は改善しない
「非常時だから仕方ない」と我慢しても、照明による影響は消えません。質の低い睡眠が続くことで、回復力は確実に落ちていきます。被災地では、我慢を続けた人ほど疲労が蓄積していました。
■⑦ 光を遮る工夫が睡眠を守る
避難所の照明を消すことはできません。だからこそ、個人で光を遮る工夫が必要になります。アイマスクは、照明の影響を減らし、睡眠の質を守るための現実的な防災アイテムです。被災地経験から言えるのは、光対策ができるかどうかで、夜の回復力が大きく変わるということです。

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