避難所は、多くの人にとって「耐えにくい環境」ですが、感覚過敏のある人にとっては、心身を消耗させる要因が特に集中する場所になります。被災地での支援経験から、そのつらさは外からは見えにくいことが多いと感じています。
■① 刺激が常に途切れない環境
避難所では、音・光・人の動き・匂いなどの刺激が24時間続きます。感覚過敏のある人は、これらを弱めて受け取れず、脳が休まらない状態になりやすいです。
■② 逃げ場がないことが負担になる
自宅であれば静かな部屋に移動できますが、避難所ではそれができません。被災地でも、「刺激から逃げられないこと」が強いストレスになっている人が多くいました。
■③ 音と光が同時に負荷をかける
いびきや話し声に加え、常時点灯している照明が重なることで、刺激が増幅されます。被災地では、目を閉じていても疲れが取れないと訴える人が目立ちました。
■④ 周囲に理解されにくい苦しさ
感覚過敏は外見から分かりにくく、「我慢すればいい」と思われがちです。被災地でも、つらさを説明できず、孤立感を深めてしまう人がいました。
■⑤ 刺激を減らすだけで状態が安定する
耳栓やアイマスクで刺激を減らすと、驚くほど落ち着く人もいます。被災地では、この環境調整だけで表情が和らぎ、休めるようになったケースがありました。
■⑥ 我慢より環境調整が必要
感覚過敏は気合いや根性で乗り切れるものではありません。刺激を減らす環境調整こそが、心身を守る現実的な方法です。
■⑦ 感覚過敏への配慮は防災の一部
感覚過敏のある人にとって、耳栓やアイマスクは贅沢品ではなく必需品です。被災地経験から言えるのは、こうした配慮が、避難所全体の安定にもつながる重要な防災対策だということです。

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