【防災士が解説】今季最強・最長寒波への備え|防災×寒波・大雪対策

今季最強かつ最長となる寒波が日本列島を覆う見込みです。
今回の寒波の特徴は「強さ」だけでなく「長さ」にあり、数年に一度レベルの寒波が5日以上居座る可能性があります。
災害対応の現場でも、短期の大雪より“長期化する寒波”の方が生活被害を深刻化させるケースが多く見られます。


■① 今回の寒波の特徴は「長期滞在」

21日頃から25日頃にかけて、強い冬型の気圧配置が継続する見通しです。
日本海側を中心に大雪が断続的に続き、総降雪量が非常に多くなる恐れがあります。

特に、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が停滞すると、
・短時間での降雪強化
・同じ地域での降り続き
が発生しやすくなります。

24時間で100cm以上の降雪が予想される地域もあり、
「一晩で景色が一変する」状況も十分想定されます。


■② 日本海側だけでなく太平洋側も注意

今回の寒波では、
・北陸、山陰、東北だけでなく
・東海、近畿、四国など普段雪の少ない地域
にも雪雲が流れ込む可能性があります。

雪への耐性が低い地域ほど、
・交通まひ
・スリップ事故
・物流停止
が起きやすく、被害が拡大しやすいのが特徴です。


■③ 想定される主な影響

寒波がもたらす影響は、大雪だけではありません。

・交通機関の運休、道路通行止め
・車の立ち往生
・視界不良による事故、転倒
・水道管の凍結、断水
・着雪・強風による停電
・倒木や施設倒壊

これらは「同時多発的」に起こる可能性があります。


■④ 今回の寒波で特に意識すべき備え

今回のポイントは「5日以上続く」点です。
一時しのぎの対策では足りません。

外出・移動

・不要不急の外出は控える
・外出時は最新の交通情報を確認
・迂回ルート、宿泊も含めた判断を

車の備え

・防寒具、毛布
・非常食、飲料水
・スコップ、長靴
・牽引ロープ、ブースターケーブル

住まいの備え

・水道管の保温、少量放水
・飲料水・生活用水の確保
・停電対策(懐中電灯、モバイルバッテリー)
・電気に依存しない暖房器具の準備


■⑤ 現場で多い「備え不足」の失敗

寒波災害で多いのは、
「大雪は想定していたが、停電や断水は考えていなかった」
というケースです。

寒さが長引くと、
・暖が取れない
・水が使えない
・情報が入らない
という“生活機能の低下”が一気に進みます。


■⑥ 今日できる最小行動

・5日分以上の生活を想定する
・雪が降らない地域ほど警戒を高める
・「寒さ+停電+交通遮断」を同時に考える

寒波は予測できます。
予測できる災害は、備えで被害を減らせます。

「まだ大丈夫」ではなく、
「今のうちに」が命と生活を守ります。

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