冬は火災が最も増える季節ですが、
原因の大きな割合を占めるのが 電気トラブルによる火災 です。

● 乾燥でホコリが発火
● 暖房器具で電力が集中
● 延長コードに過負荷
● コンセント周りの劣化
● 電子機器の過熱

冬の住まいは“電気火災”の条件が揃っており、
気付かないうちに火災が進行することが特徴です。

ここでは、防災士として
冬に多発する電気火災の原因と、家庭が取るべき対策を解説します。

■① 冬に電気火災が増える理由

●① 乾燥で「トラッキング火災」が起きやすい

コンセントに溜まったホコリが湿気を吸い、
そこに電気が流れて 発火 する現象。

冬は湿度が低く、ホコリが溜まりやすいため
“最も起きやすい季節”。

●② 暖房器具で電力使用量が急増

1つのタップに
●電気ストーブ
●電気毛布
●加湿器
●電子レンジ

これらを同時につなぐと 過電流で発火 する危険が高い。

●③ 延長コードの破損が見つかりにくい

家具の下・こたつの中・カーペットの下にコードを通すと
踏みつけ・圧迫・摩耗で被覆が破れ、
そこからショート → 発火。

●④ 古い家電の“劣化配線”が発熱