緊急地震速報は、数秒から十数秒という短い猶予しか与えてくれません。被災地で地震直後の混乱や負傷対応を見てきた経験から強く感じるのは、この数秒間に「何をするか」が被害の大きさを大きく左右するという現実です。考える時間はありません。身体が動く準備が必要です。
■① 緊急地震速報は「避難開始の合図」ではない
速報が鳴っても、すぐに屋外へ逃げる時間はありません。被災地では、慌てて動いたことで転倒や落下物に遭ったケースを多く見てきました。
■② 被災地で差が出た「身を守る姿勢」
机の下に入る、頭と首を守る。被災地では、基本動作を体で覚えていた人ほど、ケガを防げていました。
■③ 落下物から頭を守ることが最優先
家具や照明、ガラスは揺れと同時に危険になります。被災地では、頭部を守れたかどうかで、その後の行動可否が大きく変わっていました。
■④ 火を使っていた場合は無理をしない
調理中でも、火元に戻る余裕はありません。被災地では、揺れが収まってから安全確認を行ったことで、二次被害を防げた例が多くありました。
■⑤ 揺れが収まるまで動かない判断
大きな揺れの最中は、動くほど危険です。被災地では、揺れが完全に収まるまで低い姿勢を保った人ほど、安全を確保できていました。
■⑥ 揺れの後にすべき次の行動を決めておく
揺れが収まったら、火元確認、出口確保、家族の安否確認へと移ります。被災地では、この順番を事前に決めていた人ほど、混乱が少なく済んでいました。
■⑦ 緊急地震速報は「反射で動く」ための訓練材料
速報を聞いてから考えていては間に合いません。被災地経験から言えるのは、速報音を聞いた瞬間に体が動く状態を作っておくことが、地震時の被害を減らす最も現実的な防災対策だということです。

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