【防災士が解説】津波から命を守る行動原則|防災×津波避難

東日本大震災から10年以上が経過しましたが、
令和6年能登半島地震、令和7年カムチャッカ半島付近の地震に伴う津波など、
日本は今もなお津波災害のリスクと隣り合わせにあります。

今後も、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震により、
大規模な津波被害が発生する可能性が指摘されています。


■① 津波は「予測より早く・高く」来る災害

津波の最大の特徴は、
・地震発生から到達までの時間が極めて短い
・想定を超える高さで襲来する可能性がある

という点です。

特に沿岸部では、
「様子を見る」「情報を待つ」という行動が、
致命的な遅れにつながります。


■② 強い揺れ、弱くても長い揺れは即避難

津波被害を防ぐための原則は一つです。

揺れを感じたら、すぐ逃げる。

・強い揺れを感じたとき
・弱くても長時間揺れが続いたとき

このどちらの場合も、
直ちに海岸から離れ、指定緊急避難場所や高台へ避難する必要があります。

津波警報や注意報を待つ必要はありません。


■③ 指定緊急避難場所と津波避難施設の重要性

消防庁は、地方公共団体に対し、
・津波対応の指定緊急避難場所
・津波避難タワー等の整備
・住民への確実な情報伝達

を要請しています。

しかし、施設があっても、
場所を知らなければ意味がありません。

日頃から、
・最寄りの津波避難場所
・そこまでの避難経路
を確認しておくことが重要です。


■④ 津波避難は「より高いところ」を目指す

津波避難の判断基準はシンプルです。

・横に逃げるより、上に逃げる
・迷ったら、より高い場所へ

建物の上階、高台、津波避難タワーなど、
少しでも高い場所を目指す行動が命を守ります。


■⑤ 避難所外避難者も想定した備え

近年の災害では、
避難所に行かず、在宅や車中で避難生活を送る人も増えています。

そのため、
・在宅避難者
・避難所外避難者

の状況把握や支援体制の構築が重要視されています。

行政、消防、福祉、NPO、ボランティアなど、
地域全体で支える体制づくりが求められています。


■⑥ 津波避難は「訓練でしか身につかない」

津波発生時、
人は想像以上に冷静な判断ができません。

だからこそ、
・津波避難訓練への参加
・実際に歩いて避難経路を確認

こうした経験が、
いざという時の行動を支えます。


■⑦ 自分の命は自分で守るという覚悟

津波災害では、
「誰かが助けてくれる」という考えは通用しません。

・自分の命は自分で守る
・より高いところを目指して逃げる

この意識を、
一人ひとりが日常から持つことが、
津波被害を減らす最も確実な方法です。

日頃からの備えと行動が、
未来の命を守ります。

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