【防災士が解説】メガ寒波で急増する水道管凍結|防災×水抜き×寒波対策

今季最強クラスの寒波が襲来し、最低気温が氷点下4℃以下、または真冬日が続く予報が出ています。
この条件がそろうと、水道管凍結のリスクは一気に高まります。

水道管凍結は「突然起きて」「一気に被害が広がる」生活トラブルです。
特に重要なのが、事前の水抜きです。


■① 水道管凍結は他人事ではない

寒波のたびに、水道管凍結は必ず発生しています。

・会津若松市では2024年度だけで158件
・過去には3000件を超えた年も存在

凍結が多発すると、修理業者に依頼が集中し、すぐに直してもらえない状況になります。
「壊れてから呼ぶ」では間に合わないのが、水道凍結の怖さです。


■② 凍結リスクが一気に高まる気象条件

次の条件が重なると、凍結リスクは非常に高くなります。

・最低気温がマイナス4℃以下
・最高気温も氷点下の日が続く
・寒波が数日~1週間居座る

特に、夜間から明け方にかけて一気に凍るケースが多く、朝起きたら水が出ないという事態が頻発します。


■③ 最重要対策は「水抜き」

水道凍結対策で最も効果が高いのが、水抜きです。

水道管が凍る原因は、
・管の中に水が残っていること

つまり、水を抜いてしまえば凍らないという非常にシンプルな原理です。


■④ 正しい水抜きの手順

事前に、家の「水抜き栓」の位置を確認してください。

手順は次の通りです。

  1. 水抜き栓を時計回りにしっかり締める
  2. 家の中の蛇口を1か所、全開にする
  3. 水道管に空気が入り、水抜き栓から水が抜ける
  4. 水が止まったら完了

この作業だけで、水道管凍結の大半は防げます。


■⑤ マンション・集合住宅でも水抜きは必要

「集合住宅だから大丈夫」と思われがちですが、これは誤解です。

・屋外配管
・ベランダ水栓
・共用部に近い配管

これらは凍結リスクが高く、集合住宅でも水抜きは有効です。
管理会社の指示に従いつつ、対応できる範囲は必ず実施してください。


■⑥ 水抜きを忘れると起きること

水抜きをしなかった場合、次のリスクがあります。

・蛇口や配管の破裂
・漏水による床・壁の被害
・修理費用が高額になる
・断水期間が長期化する

特に、破裂は凍結が解けた瞬間に起きるため、外出中に水浸しになるケースもあります。


■⑦ もし凍結してしまったら

凍結した場合の応急対応は、慎重さが必要です。

正しい方法は、
・タオルを配管や蛇口に巻く
・ぬるま湯をゆっくりかける

絶対にやってはいけないのは、
・熱湯を直接かけること

急激な温度差で、配管や内部の氷が膨張し、破裂につながります。


■⑧ まとめ|水抜きは「最強の事前防災」

水道管凍結は、
・予測できる
・防げる
・事前対応がすべて

という、数少ない「完全に防げる生活災害」です。

寒波が来ると分かっている今こそ、
・水抜き栓の場所確認
・水抜きの実施

この2つを必ず行ってください。
水抜きは、寒波対策の中で最も費用対効果の高い防災行動です。
今日のひと手間が、明日の生活トラブルを確実に防ぎます。

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