冬の朝、
「フロントガラスが真っ白」「中も外もカチカチに凍っている」
そんな経験はありませんか？
冬は結露→凍結→視界ゼロという危険な連鎖が起きやすく、
事故リスクが一年で最も高まります。
ここでは、防災士として
冬の「車内の結露・凍結」を安全に対処する方法をまとめます。
■① 冬に起きる“結露→凍結”のメカニズム
● 車内は意外と高湿度
人の呼気・濡れた靴・コートについた雪で湿度が上昇。
● 外気が低いため、窓ガラスが結露
→ 特に夜・早朝が最大。
● 気温0℃以下で結露がそのまま凍結
外側だけでなく“内側まで凍る”こともある。
■② 結露・凍結がもたらす冬の危険
● 視界ゼロのまま発進して事故
毎年必ず起きる典型事故。
● 夜間・早朝の追突事故
“霜取りの甘い車”が急ブレーキになることも。
● 歩行者・自転車の見落とし
冬は暗く、子ども・高齢者の事故が多発。
■③ 正しい「霜取り・凍結解除」の方法
✔ ① デフロスター（フロント暖房）を最大
温風でガラスの内側を温めて溶かす。
✔ ② 外側の氷は“スクレーパー”で落とす
クレジットカードで代用するのはNG（折れる・傷がつく）。
✔ ③ お湯をかけるのは絶対に禁止
→ 温度差でガラスが割れることがある。
✔ ④ アイスウォッシャー液を使用
凍結を素早く解かせる。
✔ ⑤ 凍結防止シートを前日にかける
最も確実で安全。
■④ 車内結露を防ぐための“冬の習慣”
✔ 外気導入モードで走る
内気循環は湿度がこもりやすい。
✔ 車内の濡れたものは持ち込まない
雪のついたコート・傘は特に湿度を上げる。
✔ 乗車前に軽く窓を開ける
暖房前なら換気で湿度が下がる。
✔ 車内用除湿剤を置く
100円ショップにもあるのでコスパ良し。
■⑤ 冬のドライブで必ずやるべきこと
● 1. 出発10分前に暖房オン
霜取りに時間が必要。
● 2. 視界がクリアになるまで走らない
“少しだけなら…”の事故が多い。
● 3. サイドミラーの凍結もチェック
ミラーは視界確保の要。
● 4. 夜間は車間距離を2倍に
ブラックアイスバーンとセットで危険度MAX。
■⑥ 冬の車内凍結を防ぐ便利アイテム
● フロントガラス凍結防止カバー
● アイススクレーパー
● アルコール配合ウォッシャー液
● 車内用除湿剤
● ハンドウォーマー（作業時に便利）
安価で事故予防の効果が大きい。
■まとめ
冬の「結露・凍結」は、
視界不良 → 判断ミス → 事故
という危険な連鎖を引き起こします。
しかし、
・前日の凍結対策
・朝の霜取り
・外気導入
・除湿アイテム
・暖房の使い方
を徹底するだけで、ほとんどの事故は防げます。
冬の運転は“視界の確保”がすべて。
安全な冬の移動を守るために、今日から対策を習慣化しましょう。
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