災害備蓄として
乾電池を用意している家庭は多いですが、
意外と見落とされがちなのが「液漏れ」です。
使おうとした非常時に、
・リモコンが壊れる
・ライトが使えない
・機器内部が腐食している
こうしたトラブルは、
乾電池の液漏れが原因で起きます。
■① 乾電池は「放置」で劣化する
乾電池は未使用でも、
・内部圧力の上昇
・電解液の化学変化
・外装シールの劣化
が進行します。
特に高温多湿の日本では、
未使用=安全ではありません。
■② 液漏れが起きやすい条件
液漏れは次の条件で起こりやすくなります。
・長期間(5年以上)放置
・高温(車内・屋根裏)
・異なるメーカー混在
・新品と使用済みの混在
・機器に入れっぱなし
防災備蓄でよくあるのが
「懐中電灯に入れたまま」です。
これは液漏れリスクが非常に高い状態です。
■③ 液漏れすると何が起きるか
乾電池の液漏れは、
・強アルカリ性
・金属を腐食
・皮膚刺激あり
機器内部が一度腐食すると、
電池を替えても復活しないことが多いです。
非常時に使えない=命に関わる問題になります。
■④ 防災備蓄での正しい保管方法
乾電池は次の方法で保管します。
・機器から必ず抜く
・個別に袋やケースに入れる
・高温になる場所を避ける
・使用期限を外箱に記載
・年1回は目視確認
「買ったまま箱で放置」は
実は一番危険です。
■⑤ メーカーを混ぜない理由
異なるメーカーの乾電池は、
・内部抵抗
・放電特性
が異なります。
混在使用すると、
弱い電池が逆流し、
液漏れを起こしやすくなります。
防災用は
「同メーカー・同時購入」で揃えるのが基本です。
■⑥ おすすめは「使用期限10年タイプ」
防災向けには、
・使用推奨期限10年
・低自己放電タイプ
を選びます。
ただし「10年=絶対安全」ではありません。
あくまで適切保管が前提です。
■⑦ 乾電池より安全な選択肢もある
近年は、
・USB充電式ライト
・モバイルバッテリー併用
・ソーラー充電
など、
乾電池に依存しない備えも現実的です。
「乾電池だけ」に頼らないことが
リスク分散になります。
■⑧ 元消防士の現場感覚
災害現場では、
・ライトが点かない
・無線が使えない
という初歩的トラブルが
混乱を拡大させます。
原因の多くが
液漏れした乾電池でした。
■⑨ 今日できる最小行動
・懐中電灯の電池を抜く
・備蓄電池を一度確認する
・保管場所を見直す
これだけで、
非常時の失敗を防げます。
■⑩ まとめ|乾電池は「管理する備蓄」
乾電池は、
・備えたつもりになりやすい
・劣化が見えにくい
・液漏れで全損しやすい
だからこそ、
定期点検込みで初めて「備蓄」です。
使えない乾電池は、
備えではありません。

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