冬になると増えるのが「しもやけ」。
指先・つま先が赤く腫れ、かゆみや痛みが出る症状ですが、
実は“災害時の行動力”に大きく影響する見逃せない問題です。
しもやけは単なる季節トラブルではなく、
寒冷環境×血流悪化×乾燥 が重なると発生し、
避難行動・屋外作業・雪かきの安全性まで左右します。
冬の防災として、しもやけ対策は重要です。
■① しもやけが“冬の防災リスク”になる理由
● 1. 指先が痛く、避難行動が遅れる
しもやけで指が痛むと…
✔ リュックの紐が持てない
✔ ドアが開けづらい
✔ 子どもの手を引きづらい
✔ スマホ操作で情報収集しにくい
いざという時の「初動スピード」を確実に落とします。
● 2. 足先のしもやけは転倒リスクを上げる
痛みや腫れで歩きにくく、
✔ 階段
✔ 凍った道路
✔ 雪道
で転びやすくなり、骨折につながることも。
● 3. 屋外作業（除雪・車の雪下ろし）が危険に
冬の作業は手足が動きにくいと重大事故につながる。
● 4. 子どもは特に発症しやすい
外遊び・通学・汗冷えが原因になりやすい。
■② しもやけが起きるメカニズム（超シンプル）
① 寒さで血管が収縮
↓
② 次に温まると急に血管が広がる
↓
この繰り返しで血流が乱れ、炎症→しもやけに。
特に以下の環境で発生しやすい。
✔ 手袋なし
✔ 濡れた靴下で過ごす
✔ 屋外⇄屋内を頻繁に繰り返す
✔ 靴が窮屈で血行が悪い
■③ 家ですぐできる“しもやけ予防法”
✔ ① 手袋・靴下を「濡れたまま」にしない
雪遊び・通学時は特に重要。
✔ ② 血行のいい靴を選ぶ
きつい靴はNG。
✔ ③ 帰宅したらすぐ指を温める
理想は「ぬるま湯＋ゆっくり動かす」。
✔ ④ 汗冷えを防ぐインナーを使う
冬の外遊び・除雪の原因No.1が“汗冷え”。
✔ ⑤ 室内の湿度40〜60％
乾燥で皮膚が荒れると、しもやけが悪化しやすい。
■④ 子ども・高齢者のしもやけ対策
● 子ども
✔ 靴下の替えを持たせる
✔ 手袋は必ず「防水タイプ」
✔ 雪遊び後はすぐに手足を温める
● 高齢者
✔ 血行不良が起きやすく重症化
✔ かゆみで睡眠不足→体調悪化
✔ 屋外作業で転倒リスクが上がる
家族が気づいてケアすることが重要。
■⑤ しもやけができた時の応急ケア
✔ ぬるま湯（37〜40℃）でゆっくり温める
急激に熱いお湯は逆効果。
✔ 保湿クリームで皮膚バリアを回復
ワセリン・セラミド系が有効。
✔ 血行を良くする軽いマッサージ
強くこすらず、やさしく。
✔ 悪化して赤み・腫れ・痛みが強い場合は受診
凍傷との区別が必要なケースも。
■まとめ
しもやけは「ただの季節トラブル」ではなく、
冬の避難行動・屋外作業・雪道歩行に影響する重要な防災課題です。
しかし、
● 濡らさない
● 冷やさない
● 血行を良くする
● 湿度を保つ
● 早めのケア
を徹底すれば、しもやけは十分予防できます。
冬の防災は“指先・足先のケア”から。
日常の小さな対策が、非常時の大きな安全につながります。
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